小学生にCM製作を一任!?ドミノ・ピザが無謀とも思える「子ども広報室」を開設
月面出店計画や時給250万円のアルバイト募集など、常軌を逸した企画を打ち出してきたあのドミノ・ピザが、今度は子ども向けCM作りを全て小学生に任せる、「 子ども広報室 」を開設しました。
大人は一切口出しせず、全てを小学生に任せるという事なのですが…いやいやちょっと待って、小学生なんて いたずら真っ盛りな年頃じゃないですか! 本当に全て任せて大丈夫なの…?
一体どんなCMが出来上がる誰にもわからない、無謀とも思えるプロジェクトを取材してきました。
この「
子ども広報室
」は、ドミノ・ピザが子どもに愛されるブランドになるべく始まったプロジェクト。「子どもの気持ちを最もよく知るのは、子どもたち自身のはず」という考え方のもと、小学生のみのスタッフで開設されました。
この子ども広報室の仕事は、 8月末に実際にテレビで放送される予定のCMの企画。 大人は一切口出しせずに見守るだけで、子ども達の考えた通りにCMを作るそうですが…現時点ではどんなCMになるのか、誰にもわかりません。
ちなみに子ども広報室のスタッフに選ばれた小学生は、571通の応募の中から選抜されたスーパー小学生8名。
読者モデル、小学生ながら高校数学教材を修了した天才児、受賞歴のある作曲家など精鋭揃いで、これはもしかすると、大人とは全く異なる感性の凄いCMを産み出すかも…?
子どもたちによるCM作りの模様は、ドミノ・ピザ子ども広報室のサイトで順次動画が公開されるそうです。
前代未聞のこの試みが、吉と出るか凶と出るか…頭がカチカチに固い大人では生み出せない、どんな発想が飛び出してくるのか楽しみですね。
ちなみに先日、実際の子ども広報室は一体どんな様子なのかを見に、ドミノ・ピザ本社に取材に行って来ました。
子ども広報室はドミノ・ピザ本社内にありました。
中を覗いてみると…この日はミーティングの真っ最中。本当に子ども達だけで、CMの企画を進めているようです。
子ども広報室の隣の部屋で、進行をハラハラしながら見守る大人達。原則として大人は一切口出しをしないので、どんなトンデモ案が出てくるかとハラハラしているのだとか。
広報室には撮影クルーもいるものの、撮影に徹するのみで口出しは一切無し。徹底してますね…!
眺めていると、子ども達は自分たちの力で意見をまとめながら、企画を進めている様子。
雰囲気はまるで、自習時間や学級会のよう。なんだか自分が小学生だった頃を思い出しちゃいますね。
この日、子どもたちは就任の挨拶にオフィスを訪れました。
緊張の面持ちで、スコット社長と名刺交換する子ども達。こんな偉い人と名刺交換できるなんて…羨ましいぞ…!
ちなみに子ども達にはIDパスや名刺が支給され、社員と同様にオフィスへの出入りもできるのだとか。
また名刺の裏は世界中のドミノ・ピザの標準フォーマットに準拠した英語表記で、どこの国に行っても社員として通用するそう。完全に社員待遇じゃないですか…!
その後、広報室に社長が訪れてみんなで記念撮影。社長もニコニコして和やかな雰囲気でしたが…
「よし、仕事に戻れ!」と言い残し、社長は去って行きました。
また取材後日、子ども達はピザ作りの体験をしたそうですが…
子ども達はこんなピザを作ったのだとか。大人のカチカチ頭ではピザは丸か四角の形しか浮かびませんが、うーん…子どもの柔軟な発想ってやっぱり凄いですね。
子ども広報室は一体どんなCMを作り出すのか…これからの展開が楽しみですね。