ウェールズで作られている紙の原材料は…なんと羊の糞!
紙は普通、木を原材料するのが世間の熟知するところですが、イギリスのウェールズで作られている本のしおりは、かなり変わった素材から作られています。
それはなんと、羊の糞です。
神秘的で不思議なウェールズの山に住む羊の糞は、洗浄と殺菌をされてから紙に加工されています。
この特別な本のしおりを作るのに、木は一切使われていません。羊は食べたものの50%しか消化しません。それ以外は利用できる繊維となります。
この特別なしおりは羊の糞で出来た紙で作りました。
Sheep Poo Paper
と書かれた本のしおり。ちょっとおもしろいですね。
子羊の丸々とした可愛さを思えば、糞から作られたしおりも大事にしようという気になるんじゃないでしょうか。
ただし糞で作られた紙は、荒く厚いため、字を書く紙やトイレットペーパーには不向きだそうです。
逆に絵の具やチョークや炭を使う絵のための紙としては人気ですが、糞を集める作業が遅いので大量生産はしにくいようです。
英語トリビア
羊を表す英語のSHEEP(シープ)は、眠れないときに数える動物として知られてますが、1匹でも2匹でも単数形と複数形が同じ(単複同形)なので、1Sheep 2Sheep と数えます。
Fish(魚)なども同様ですが、その理由は数えていられないほどの群れを成すからとも言われています。つまり、イギリスには眠くなるほど羊だらけだと言うことなのでしょうね。
So this is what they have been up to in wales...