仏像との記念写真が侮辱的だとフランス人が逮捕される…スリランカ
旅行先で記念写真を撮る際、思い出に残るようにと面白おかしく工夫することは結構あります。
しかし文化やマナーの異なる土地では、やってはいけないことも異なると肝に銘じておかねばなりません。
フランス人グループがスリランカに旅行した際に、仏像の前で写真撮影したのですが、宗教を侮辱したとして逮捕されました。
逮捕されたのは男性1人と女性2人のフランス人グループ。少し羽目を外しすぎたようです。
写真をスリランカの写真館で印刷を依頼したことから警察に通報され、逮捕されるに至りました。
3人は観光でキャンディ(Kandy)という町の寺巡りしていたと言い、写真には仏像とキスしているところなどが撮影されています。
スリランカでは仏像のイメージや彫刻などに対してぞんざいな扱いをすることは宗教への冒涜であり、タブーとしてみなされることから、裁判所から6ヶ月の禁固刑と重労働が言い渡されたそうです。
その後、5年の執行猶予と罰金刑に軽減され、刑務所行きは免れています。
外国へ旅行するときには、現地のしきたりや宗教について知らなかったでは済まされず、取り返しのつかないことになるという例でした。
ちなみに罰金は1500ルピー(約2100円)だったとのこと。むしろその点は、先進国から来た観光客には、もう少し徴収していいかもとは思いますね。
French tourists given suspended jail terms in Sri Lanka for 'insulting' Buddha statue photos