この何十年かの間に絶滅してしまった生物17種
絶滅した生き物は数多くいますが、我々が生きているこの時代だけでもかなりの数に上ります。
この数十年の間に絶滅したと言われているうちの、17の生き物をご紹介します。
1. ピンタ島ゾウガメ
絶滅：2012年
ガラパゴス諸島に生息するピンタゾウガメ最後の生き残りだった「ロンサム・ジョージ」（独りぼっちのジョージ）。2012年6月24日に死んでいるのが見つかり、絶滅が確認されました。
2. 揚子江イルカ
絶滅：2006年
2006年に絶滅したとされていますが、この写真は2007年に撮られたものとみられています。揚子江イルカの絶滅は子供を作れないことが原因だそうです。
3. 西アフリカの黒サイ
絶滅：2011年
主にカメルーンのあたりに生息していました。1930年に保護条約ができてからも密猟が横行し、2011年に絶滅が確認されました。
4. カリブ海モンクアザラシ
絶滅：2008年
最後の目撃例は1952年で、絶滅宣言されたのが2008年。18〜19世紀に脂肪をランプや機械油として使用するため乱獲されました。コロンブスがカリブ海に到達したときも、このモンクアザラシを殺したとの記録が残っています。
5. カナリア諸島のミヤコドリ
絶滅：1994年
西アフリカ・カナリア諸島に生息していた鳥。漁業によってエサである貝類が激減したことによって絶滅しています。
6. ハシジロキツツキ
絶滅：1994年
アメリカ南部に生息していたキツツキ。沼地が減少したことにより絶滅宣言を受けましたが、その後の目撃例などはあるようです。
7. マリアナ諸島のカモ
絶滅：2004年年
グアムなどの太平洋の島に生息していました。農地開拓による沼地激減と第二次世界大戦による生息地の荒廃のため絶滅。
8. ハイイロハマヒメドリ
絶滅：1987年
現在はケネディ宇宙センターのあるフロリダ東海岸に生息していました。農薬の影響で激減し、最後の1羽が1987年に死亡。絶滅宣言は1990年にされています。
9. メキシコ・グリズリーベア
絶滅：1964年
メキシコ産のグリズリーベアは家畜を襲うことから狩猟の対象となり、1960年の時点で残り30頭だったそうです。
10. ジャワトラ
絶滅：1994年
インドネシア・ジャワ島に生息していた虎。農地開拓のため生息地を奪われ絶滅しています。確認された最後の1頭は1984年に殺されたもので、その後1993年に専門家が調査しましたが、生存の証拠は見つかりませんでした。
11. ニホンアシカ
絶滅：1974年
乱獲と第二次世界大戦によって生息地が減少し激減。1974年に赤ちゃんを捕獲したのが最後。
12. ピレネーアイベックス
絶滅：2000年
スペインに生息したアイベックス。最後の1頭は倒木にぶつかり死亡。
13. オレンジヒキガエル
絶滅：1989年
コスタリカに生息したヒキガエル。気候や環境の変化により減少、絶滅につながったとみられています。
14. コノンダーレ・カモノハシガエル
絶滅：1983年
卵を飲み込み、胃袋の中で完全なカエルの姿まで育ててから吐き出すオーストラリアに生息したカエル。
15. アラオトラ湖のカイツブリ
絶滅：2010年
アフリカ東部のマダガスカル島に生息していました。湖畔の生息地の減少や、外来魚に襲われて減少・絶滅したとみられています。
16. クロツラヘラサギ・ミツドリ
絶滅：2004年
ハワイに生息していた鳥。過去数世紀にわたって、非在来種の豚・猫・ネズミなどによって生態系が乱れ、その結果減少・絶滅したとみられています。
17. セントヘレナ島のハサミムシ
絶滅：1967年
南太平洋に浮かぶイギリス領の島セントヘレナに生息したハサミムシ。
他にも絶滅した生き物、そして現在もレッドリストに載っている絶滅の恐れのある生き物は、数多く存在します。
失われてからでは取り返しがつかないだけに、保護していけたらと思います。
Animals That Are Recently Extinct
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