ATMごと盗まれるインド、ついに警察署の中に設置することに
日本ではどこに行っても自動販売機がありますが、治安の悪い諸外国ではセキュリティの関係上、場所をかなり選ぶことになります。
インドでも署内にATMが設置されるのは初めてのことで、警察が銀行に場所を貸し出す形態となるそうです。場所の代金は月額2万ルピー(約2.8万円)。
最初に設置されるのはインドの北西部ジャイプールで、そこには59の警察署があるそうです。
ATMは無人で警備がついていないために、過去にはATMが丸ごと消えたケースもありました。
警察署内に設置されることによって、警備員を雇わずに済むだけでなく、犯罪者も警察が大勢いる前で犯罪を働こうとはしないだろうと、安全面にもかなりの期待が寄せられています。
インド警察では、国営・私営共に銀行とATMの設置について話がまとまっており、銀行側はもちろん、警察側も場所提供による収入増と、双方の利益が合致した計画であるとみているようです。
一般客からすると若干緊張しそうな気はしますが、安心して現金を引き出せることを考えるとメリットは大きそうですね。
治安の悪い国ならではのアイデアですが、こうしたニュースを聞くと治安の良い日本のありがたみを感じます。
ATMs installed in Indian police stations to ward off thieves