「指輪はどこ!?」結婚式で交換直前に落としてしまい全員で捜索することに
結婚式のスタイルは国や文化、宗教ごとに違います。
日本の結婚式に仲人がいるように、欧米では「ベストマン」という新郎が選んだ友人や兄弟が、大事な式の進行を助けます。
ベストマンには指輪の交換まで指輪を預かっておくという大役があるのですが、イギリスのとある結婚式で大切な指輪をなくしてしまったことから、式中にみんなで大捜索することになりました。
結婚したカップルはエリザベス・グレイさん(29歳)とオーブリーさん(31歳)。そしてベストマンの大役を仰せつかったのは、オーブリーさんの兄弟であるマットさん。
その日は天気もよく、滞りなく式は進行し、いよいよベストマンのマットさんが指輪を差し出すところまでやってきます。
ところが式も最高潮に達しようかというその時、チャリンと言う音が礼拝堂に響き渡りました。
教会の司祭が「今のは指輪かね?」と尋ねると、「そうです」との答え。マットさんは指輪を落としてしまったのです。

「指輪はどこ!?」と探し回る新郎新婦や出席者たち。
この段階では、指輪はすぐに見つかるだろうと思っていたそうです。
しかしどこに転がったのか全くわからず、飾られていた花も取り除かれ、カーペットまではがされましたが、指輪は出てきません。
全員が床に目をやり必死に探しまわるも結局出てくることはなく、エリザベスさんの母親が自分の指輪を差しだし、とりあえずはその指輪で結婚式を済ませることになりました。
その後、教会の聖職者の一人がスコップと一緒に戻り、懐中電灯で照らしながら隙間という隙間を2時間も探し、ようやく見つけ出すことができたようです。
聖職者が「君は僕に一杯の借りが出来たな」と指輪をベストマンに渡すと、彼は心底喜んだとのことです。
そして披露宴で指輪が出てきたとの知らせが伝わると、会場はたいそう盛り上がったそうです。
ベストマンはさぞかし冷や汗をかいたことでしょうが、ある意味で思い出深い結婚式になったのではないでしょうか。
Wedding halted after best man drops ring
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