こんなに違うの!?イーモバイルとWiMAXで地下の繋がりやすさを比べてみると…
今やパソコンやスマートフォンなどのインターネット機器を複数台持つことは珍しくなくなり、それらのネット接続を1契約でまかなえるイーモバイルやWiMAXなどの低額かつ高速なモバイルルーターを持つのも一般的になってきました。
しかし携帯電話などに比べるとまだ若いこれらのサービス、屋外においては主要エリアはカバーされてきたものの、屋内や地下のエリア拡充はなかなか時間のかかるもの。
そこで、今現在地下ではどの程度繋がるのか、山手線に乗り入れている始発路線のホームにて、実際に接続性を比べてみました。
測定場所の選定
今回は、山手線沿線の駅を始発とする乗り入れ路線のホームで、イーモバイルとWiMAXの接続性をテストしてみました。
始発駅を選んだ理由は、疲れ切った日は座るために10〜20分ほど始発を待つ事が多いのですが、その間ネットが繋がらないのが退屈で苦痛だったため。
本当は全ての乗り入れ駅で試したかったのですが、さすがに数が多すぎたので、始発路線に限定しています。
検証方法は、イーモバイル、WiMAXのモバイルルーターとAndroidスマートフォンを2台用意し、リロードを繰り返してインターネット接続が正常に行えているかを確認しました。
検証結果
さて、22のプラットホームで比較してみた結果はこのようになりました。
※複数路線を見通せるホームは路線を複数行で記載し、1つとしてカウントしています。
いやいやいや…まさかのイーモバイルの100%接続率…!
自分で検証してその目で確認した確かなデータですが、こうして表にまとめてみると、まるでやらせかと疑ってしまいそうなくらい、できすぎた結果ですね…。
ちなみにこのデータは地上駅、地下駅が混ざっていますが、この中から地下だけを抽出した表がこちら。
地下だけで比べてみると、その差は圧倒的。
イーモバイルはWiMAXよりも長くサービスを行っているため、サービスエリアが広いのはある程度予測していましたが…これほどとは…!
地上と地下の接続率はこちら。地下での差は現段階ではかなり大きいと言えそうです。
ちなみに地下でネットに繋がらない場合、単なる暇つぶしに使いたいなら我慢すればいい話ですが、急いでどこかへ向かっているときに 乗換情報を調べたい 場面や、行き先の詳細住所を確認するために メールを確認したい 場面では本当に困るものです。
実際にあったのは、取材で重たいカバンを背負って地下鉄に向かったら、ネットに通じず乗換検索ができなくて結局またヒィハァ息を切らしながら地上に出る羽目に…これは何度か経験しましたが、重い荷物を持っていたり急いでいる時にこの仕打ちは結構辛いものがあります。
屋外での接続性が幾ら充実しても、実際にパソコンやスマートフォンでネットを使うのは、屋内や地下も多いもの。
サービスエリア図では見えにくい部分ではありますが、どこでも快適に使えるよう、これからも地下・屋内対策の拡充を期待したいものですね。