娘の入浴姿の写真、アートとして受賞するも撮影した母親は通報される
芸術か、そうでないのかの線引きはとても難しいものです。
ニュージーランドで、風呂場で7歳の娘を作品として撮影した母親が、警察から事情聴取を受けることになったそうです。
写真は母親であるダヌ・セフトンさんが、7歳の娘マデリーンちゃんをバスタブで撮影したもの。
パーマストン・ノースにある大学の「プロフェッショナル・フォトグラフィー賞」の銀賞を受賞するなど、非常に芸術センスの高いものでした。
写真は「状態の中間をキャプチャーする」というテーマで、生死の境目を表現しているとのことです。
ところが見る人によっては、これが子供を虐待している描写ではないかと疑念を抱くものだったようで、警察に通報されてしまったのです。
他にも幾人かはマデリーンちゃんがどれくらい理解し、撮影に同意していたかを尋ねてきたと言います。
マデリーンちゃんは4歳から劇場に通っており、演技することを知っていたようで、温かいお風呂に服を着たまま入るように言うと喜んで入ったとのことです。
その結果、訪問した警察は親子には何の問題もないと理解を示し、大事にいたらずに済みました。
賞をとるだけあって真に迫った作品ですが、それだけに不安を感じる人が出てしまったようです。
通報する側としても万が一があってはならないし、芸術とは難しいものですね。
Mother's artistic photo of daughter in bath led to police visit