「背に腹は代えられない?」音大の卒業生、カカシになる仕事に就く…イギリス
日本と同様、ヨーロッパ全体で失業率は高くなっており、イギリスの大卒者でも就職に苦労しているのが現状です。
イギリスで音大を卒業した男性は、なんと菜の花畑の「かかし」になる職に就いたそうです。
この仕事に就いたのはジェームス・フォックスさん(22歳)。
当然かかしというくらいなので、作物を狙う鳥を脅すのが役割ですが、それ以外は本をのんびりと読んだり、ウクレレを弾いたりと、かなりのんびりとした仕事ではあるようです。
菜種を栽培する農場では、従来の方法は鳥に効果がないことから、生きたかかしを募集していました。明るいオレンジ色のコートを着て、鳥を脅かすためにアコーディオンとベルを着用して追い払うそうです。
気になる賃金のほうですが、週給250ポンド(約3.2万円)で、範囲は10エイカー(約4万平方メートル)の農地。
雇い主の農夫からは、デッキチェアと好きな本を持ってくるように言われたそうで、暇な時間はウクレレの練習もしているとのこと。残念ながらウクレレの音は鳥には効果はないようです。
農夫によると、菜種は鳥たちの好物で、その他の方法がうまくいかなかったことから生きたかかしを雇うことに決めたと言い、今のところ人間かかしは効率的だそうです。
自然の空気が吸えることや、比較的のんびり過ごせることを考えると少しうらやましくもなりますが、イギリスの天候は寒く雨風の強い日もしょっちゅうなので、これからの季節は厳しいかもしれません。
Music graduate finds work as human scarecrow
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