海外掲示板「ウィキペディアのお世話になってるなら、数百円くらい払ってもよくない?」賛同する人続出
インターネット検索のおかげで、調べ物はぐっと楽になりました。
その中でも、最も頻繁に利用されているのが百科事典サイト「ウィキペディア“Wikipedia”。
広告もないユーザー参加型のサービスであり、毎日のようにお世話になっている人も多いかと思います。
「そんな優良サイトなんだから、数百円ずつくらい払ってもいいのではないか」と海外掲示板に提案されていました。
「インターネットで最も役に立つウェブサイト」
「広告なし」
確かに無料で使っていることに慣れてしまうと、感謝の気持ちも起きにくいのですが、これがなくなると、たちまち困ってしまう人が続出するサービスでもあると思うのです。
運営は寄附金で成り立っているので、ほとんどの人が何も支払わずに恩恵を受けているのですが、もちろん広告がなくても運営していけるよう支えている人々がいるわけです。
この呼びかけに対し、海外掲示板では多くの人が寄附していました。
コメントをご紹介します。
●騙されないぞ。Wikipediaで働くやつだな。
●きっと掲示板の人気と金を同時に得ようとしてるんだ。
●寄附はしないのに、Wikipediaが儲けていると思う人向けに、広告を表示するオプションを付ければいいと思う。
●ウィキペディアが広告を拒否している理由は、与える情報が出来るだけ偏見のないものにいしたいからなんだ。企業がWikipediaに金を払い始めたら、Wikipediaがその企業のために編集をしていないか、読者が判別できなくなる。
●寄附しろっていつも表示される広告を忘れたのか。
●1年のうちの2週間ほどそれが出ていたが、広告がしょっちゅう出てくるよりましだ。
●広告を出さないでくれてありがとう。
●10ドル寄附したよ。
●優良サイトに広告が表示されないために10ドル払ったって? 20ドル払っておくよ。
●おまえは20ドルかよ。くそ、じゃあオレは25ドルしておくよ。
●じゃあオレは30ドルだ。
●ごめん、35ドルと言いたいところだけど10ドルにした。
●収入が少なくてあんまりWikipediaを使ってないけど、とりあえず感謝はしてるので、50セント。
●600ドルしておいた。
●写真がなきゃ信用しないぞ。
●おまえらは、えらいっ。おかげでオレがしなくてすむ。
●オレも傍観者効果が好き。
『社会心理学の用語であり、集団心理の一つ。ある事件に対して、自分以外に傍観者がいる時に率先して行動を起こさない心理である。傍観者が多いほど、その効果は高い』
傍観者効果 - Wikipedia
●どうしてWikipediaに寄附をしないかを説明したWikipediaのページか。
●私は一応賛成して、この1年ほど月5ポンドくらい寄附してる。たくさんは払えないけど、自分が利用する量を考えたら月に5ポンドは借りがあると思える。
●そうだな。オレは一度も寄附をしたことはないが、毎日使っている。25ドルしてみたよ。
●5ポンドしておいた。
●13ドル42セントしといた。
●なんでそんな数字?
●13と42はオレのラッキーナンバーなんだよ。だけど42ドル13ドル払う余裕はないんだ。
●支払うのは5ドル。信用おけるサイトじゃないという人もいるけど、少なくとも自分を卒業させてくれた。
ユーザーによる編集が多いことから、信頼性を指摘されることのあるWikipediaですが、項目の多さや更新頻度など、得難いサービスであることは間違いありませんよね。
日本からの寄付金はかなり少ないそうですが、最低額が1500円から(追記あり)ということ、クレジットカードとペイパルしか手段がないことが、敷居を高くしている原因かなと思います。
追記:「ウィキペディア創設者ジミー・ウェールズからのお願い - Wikimedia Foundation」にて、「その他」を選んで好きな金額を入力することで、少額の寄付が可能とのことです。教えてくださった方、ありがとうございます。
ウィキペディア創設者ジミー・ウェールズからのお願い - Wikimedia Foundation
らばQからもお礼を言っておきます。Wikipediaありがとう。
Good Guy Wikipedia (seriously, give them a few bucks)