銃で撃たれ、縛られた袋につめられ川に浮いていたのに…「これは99.999%自殺だ」とドイツ警察が発表
先日ドイツで死亡事件が起きたのですが、警察は自信たっぷりに「これは99.999%自殺である」と発表しました。
しかし普通の自殺事件と異なるのは、遺体は死体は銃で撃たれていた上に、縛られた袋に入って川に浮いていたのです。
普通に考えれば他殺としか思えないこの状況に、警察がそこまで確信を持って発表していること自体がミステリーですが、まず見つかった男性(43歳)の死体は頭部を銃で撃たれていました。
さらに石をいっぱいに詰めたリュックを持っていました。エルベ川に入る前にそれごと袋に詰められ、そして袋は縛られていたのです。
地元マスコミは事件当初マフィアの手口だと疑っていましたが、警察の入念な調査の結果、「自殺であることは99.999%確かである」という結論に至りました。「それ以外の説明、動機、証拠が全くない」と付け加えています。
袋にはちょうど腕が出せる穴が開いており、撃ったあと十分に銃を落とすことが可能だとも説明しています。
ただし、そこまでのことをなぜ男性がしたのかは謎のままで、銃も見つかっていません。
ハンブルクにある男性のアパートも調査されましたが、新しく改装されたばかりで家具はひとつもなかったそうです。小さな書類の入った箱のみがあり、そこにあったメモには地下にある物はすべて家主に引き渡すように書いてありました。
さらに男性の経歴などについて調べたものの、ほぼ何も見つからず、独身で無職、友人もおらず、かつ連絡のとれる家族もいなかったそうです。
徹底して探したにもかかわらず、誰ひとり知人さえ見つからなかったのです。それ以前はベルリン住んでいたようですが、そこでも友人は見つからず、2004年に交通事故を起こして大けがをした記録が残されていました。
警察がその件でアパートを訪ねたときも部屋は空っぽで、それが自殺をしたがった動機になるのではないかとみられています。ただし、自殺だとしたら計り知れないほど複雑な方法をとっていることから、やはり謎は深まるばかりのようです。
調査はとりあえず保留となったようですが、謎すぎるこの事件、真実はいったいどこにあるのでしょうか。