「空港のセキュリティの基準っておかしくないか?」1枚の比較写真
2001年に起きた9・11事件を境に、アメリカを中心として空港の持ち物検査はとても厳しくなりました。
それまでは機内に持ち込めた液体類がほぼ全滅となり、化粧品や薬などでも100mlを超える容器は持ち込めなくなりました。
その安全基準に疑問を持つ人もいるのですが、「これが空港の理論だって言うのか」と題された画像が海外サイトに投稿され、話題を呼んでいたものをご紹介します。
これは鼻炎用のスプレーなのですが、もし飛行機内に持ち込もうとすると……
左:危険な集団破壊武器
右:危険な集団破壊武器の、危険が解除された状態
確かに空港で持ち込もうとすると、こんな風にジップロックみたいなビニールの袋に入れさせられるだけなのですが、これでもう安全だと言わんばかりですよね。
100ml以内で安全であるものなら袋に入れなくても安全のはずで、確かにどうして毎回こんなことをさせるのか、疑問に思う人がいても無理はありません。
その他、海外掲示板に空港や機内セキュリティについての意見が寄せられていました。
●ジップロック:それはアメリカを2007年以降、安全にした。
●9・11にジップロックはどこにあったんだ。
●TSA(アメリカ国土安全保障省)の職員が腹を減らしていたら、オレが持っているベーグルはもう武器なのさ。
●カバンにガムを入れていたのをTSAがスキャンで発見して、1つおねだりされた。きっと口臭が気になったのだと思うが、そのおかげで催涙スプレーをそのまま入れておいてくれた。だけど帰りは30ドルのチューブ入りのリップグロスはとられた。
●だいたい鼻炎スプレー1つで飛行機をハイジャックできるなら、鼻炎スプレーなしでもハイジャックできるだろう。
●↑鼻づまりでハイジャックするのは苦しいと思うぞ。
●9・11以降、一番効果的な安全対策はコックピットのドアの施錠強化だ。他のものはみんなお飾りさ。
●テロリストに立ち向かう乗客たちの意志も忘れてはいけない。9・11前までは乗っ取られてもキューバへの無料旅行がついてくるだけだった。
●乗客は乗っ取られたら死ぬということを頭に入れておくほうがいい。なので乗務員と乗客がいかに機内をコントロールできるかだ。
●もう小さな子供たちは、パイロットに会いにコックピットに入れてもらえないの?
●最近はまた始めたようだよ。
●液体の容器制限は、それに入る量をたやすく見極めるためなんだ。自分は液体持ち込み禁止に賛成してないが、確かに爆発物を一定量の液体から作ることが出来るという恐れはある。
●量を制限したところで、2〜3人分を足したらいいだけだろ。機内で合わせたらどうやって止めるんだよ。
●もう飛行機を飛ばすのをやめるしかない。
ひと握りのテロリストのために大半の乗客が不便を強いられているわけですが、安全確保のためには致しかたない面もあり、難しいところですよね。
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