アメリカ下院の科学委員が「進化論はウソっぱち」と発言…海外サイトの反応は
日本やヨーロッパ諸国では進化論やビッグバン宇宙論が主流となっていますが、唯一アメリカだけは創造論(創造主なる神によって天地万物の全てが創造されたとする考え方)がやや優勢となっているようです。
(参照:天地創造かビッグバンか?アメリカの結果に他の先進国「…おい!」)
アメリカ連邦議会の下院科学委員会の委員を務めるポール・ブラウン議員が、「教えられてきた進化論やビッグバン理論は全て嘘だった」とスピーチをしたことで、物議をかもしています。
正確には「進化論、発生学(胎生学)、そしてビッグバン理論について自分が教えられてきたことは全て嘘で、地獄の底から来たものだ」と主張したのです。
さすがに下院議員の、それも科学委員のセリフとしてどうなのかと大きく取り上げられていました。
海外サイトの反応を抜粋でご紹介します。
●女性の権利の委員会に、タリバンがいるようなもんだな。
●重力を信じない者が、飛行機のデザインをするようなもんだろ。
●知性の落下を信じてるのかもしれないぞ。
●こういうニュースによって発言が保存されるということは、こういう変人の信用が失墜するということでもあるので、良いことだ。
●さっさと追い出せ、どうやって科学委員会に入ったんだよ。
●自分は人の意見には耳を傾けるし、どんな意見を言ってもらってもよい。正直に言って、科学的事実を無視して受け入れないのも自分の知ったことではない。ただ気にかかるのは彼は科学委員会の人間だということだ。委員会では自分たちの目的を目指すのに人材の審査はしないのかい?彼が教育途中だったとしても、もっとましな討論が出来るだろうと思う。問題は何を教えるかであって、科学が基本的に真実かそうでないかではない。
●怖いのは、彼はその下院科学委員会で一番賢いかもしれないってことだ。
●オレの今週の悪夢になった……
●アメリカのコミュニティでは、こういう人間が科学委員会に入るチャンスを得られないようにするメカニズムはないのか?
●存在しない神がきっと我々を助けてくれるだろう。
●まだ彼が、なぜ下院科学委員会にいるのか理解できない。
●オレの宗教が数学を信じないと言っても、オレは技術委員会の仕事をもらえるのかい?
●ビッグバン理論が1番のショーではないというのはわかるが、地獄の底からの嘘ってのは言い過ぎじゃないか。
●宗教家たちが科学を嫌う理由は、宗教が出来ると言いながら出来なかったことを、科学がやるからだろう。科学が盲目を治癒し、水をワインに変え、処女を妊娠させ、死者を起き上がらせたりといったことだ。科学は魂を救わないが、宗教だって救えるかは疑問だ。
●科学はオレにフラッシュドライブを与え、オレにジェームス・ブラウンのMP3コレクションのバックアップを取らせてくれた。もうこれはオレの魂を救っている。
●進化論の否定、ビッグバン理論の否定、むかつくが、まあ反論されるのもまだ理解できる。発生学の否定?これは観察することが出来るだろ。
●中国:アメリカよ、それは何だ?自分らが作ってるテクノロジーの進化でそれがわからないのか。
●科学委員会には科学者が欲しい。
●科学と宗教もこんな風に仲良く共存できるんだ。
真実かそうでないかより、宗教の中には宗教家が、科学委員会には科学者が欲しいところですよね。
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