「亡くなった母の思い出の写真をキレイにしてもらえないだろうか」ネット掲示板で心温まるやりとり
誰かが亡くなった時に、新聞や雑誌のおくやみ欄に掲載してもらい告知することを、死亡広告と言います。
ある海外の男性が、「母の死亡告示を出すのだけれど、生前の写真の背景をキレイにしてもらえないだろうか」と、海外掲示板で持ちかけました。
すると多くのネットユーザーが協力を申し出てくれました。だんだんと洗練されていく写真をご覧ください。
こちらが生前に撮ったというオリジナルの写真。
5年の乳がんの闘病生活の後、投稿した日の前日に亡くなられたとのことです。
男性がお葬式のために帰宅すると、父親から「このお気に入りの写真を使いたい」と言われたそうですが、フォトショップなどのツールを持っていないため、なんとかしてもらえないか掲示板で頼んだそうです。
掲示板でのやりとりと、写真がきれいに仕上がっていく過程を抜粋してご紹介します。
●きれいなお母さんだね。お悔やみ申し上げます。背景はどうしたいのかな?
●(本人)何でもいいんだけど、ビタミン剤さえ見えなくなればいいなと思ってる、可能なら青い空とかね。
●ああ、背景を消したかったことを読んでなかった。少なくともぼかしたよ。あと、上にちょっと色彩を加えて、そのほかも少しいじった。背景を変えるとなるとちょっと時間がいるね。
●(本人)ああ、これはすごいよ。後ろの瓶がすごい邪魔だったからね。ずっとこの方がいいよ。ありがとう。
●自分のベストはこれだ。
●髪の毛についてはごめん。でも難しかったんだ。
●(本人)妻と一緒に笑ってしまった。でも知らない人を真剣に助けてくれて、とても感謝しています。
●やすらかにお眠りください。
●君の写真を入れておいたよ。
●↑これを見て笑ったことで、自分は地獄に落ちると思う。
●(本人)まわりが真面目な中、軽いジョークは心が楽になるよ。今週は地獄だろうからね。
●これが自分の出来るベストだ。
●いろんなタイプの背景を作ったよ。
●お悔やみ申し上げます。自分も手を貸したかったので。かなりいろいろ省いて腕を少し真っ直ぐにした。髪もペイントしてある。
●作業の速い人々がアップロードしていく中、かなり時間をかけて作業したよ。遅すぎなきゃいいけど。
お悔やみ申し上げます。
●上の加工したものに、右側の無駄な空間を省いて、中心に持ってきたよ。
●あとそれを明るくしてみた。
●髪のクロップが気にくわないので修正した。
腕の修正を加えて。
●(本人)これを使うことに決めます。皆さん本当にありがとうございます!父もすごく喜んでいます。ありがとうございました。
そして出来たものが……。
こちらだそうです。
最初と最後でこんなに変わりました。
あまり得意でない人もいましたが、少しでも手伝いたいという気持ちが伝わってきますね。
ネット掲示板も捨てたものではないな思える、心温まるやりとりでした。
Dad wants this photo used in Mom's obituary., Thanks Reddit!
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