2013年01月24日 12:14

「フィンランド人は他人が嫌いなようだ…」世界中の人に驚かれていたバス停の写真

 

フィンランド人は他人が嫌い00
フィンランドと言えば北欧の1国ですが、日本から遠く離れているだけに、その国民性まで知る人は限られているかと思います。

「フィンランド人はよっぽど他人が嫌いに違いない」と、フィンランド人気質を伝える写真が海外サイトに投稿され、話題を集めていました。

バス停の写真をご覧ください。

フィンランド人は他人が嫌い01
これはバス停で、人々がバスを待っている写真だそうですが……。

横の人とのスペースが広すぎ!

しかもこの写真がたまたまそうだったわけではなく、フィンランドではよくある光景だと言うのです。

誰しもパーソナルスペース(他人に近づかれると不快に感じる空間)を持っているものですが、さすがにここまで開いているのを見たらフィンランド人は他人が嫌いだと思われても無理はありません。

この写真に対して、いろいろな国から意見が寄せられていました。


●私たち(フィンランド人)は、お互いを嫌ってるのではなく、お互いのプライバシーに敬意を払い合うので、他人に不快に思わせないというだけだよ。

●愛国なんだな。

●公共の乗り物は、いったいどうやって運用してるんだ。

●路面バスには1人座席、2人座席、4人座席がある。
ステップ1: 最初は1人座席から埋まっていく。
ステップ2: 1人座席がなくなると2人座席や4人座席に1人ずつ座っていく。近くに2人座席が空いていても、誰かの座っている2人座席の隣に座ることは失礼にあたる。もしそんなことをすれば、最初に座っていた人は罵倒するように立ちあがり席を変える可能性もある。
ステップ3: 座席が埋まっていたら、つらいことだがしかたなく誰かの横に座る。
ステップ4: バスが停車して誰かが降りたら、後に座った人(そして誰かの横にいる人)が席を替わるのが礼儀正しいとされている。
それから他の乗客を見ることは禁止されている。携帯やiPadや新聞がないときは窓を見つめなければいけない。地下鉄では自分の写った姿を見つめないといけないので、少しおかしな気分だ。
それから沈黙は美徳である。ヘルシンキでは乗客が他の乗客に「バスの中で携帯で通話するな」「話さず笑え」「とにかく黙れ」と表明するキャンペーンがあった。

●キューバ人の自分としてはすごく奇妙に思えるのだが、パーティとか楽しい集まりはどうするの?3時間くらい見つめ合ってみんな黙ったまま?

●↑同じくキューバ人として支持する。キューバのパーティでは大きな声でみんながお互いのジョークに笑いながら、背中を叩きながら、他人のドリンクを飲むんだ。友人の配偶者たちとサルサダンスすることも必須だ。

●その楽しさは我々にはわからないな。楽しむのに大声で話すこともダンスもしなくていい。

●今日、僕は自分がフィンランド人だということがわかった。

●↑引っ越せ。

●一定間隔をおいて電線にとまっている鳥たちのようだ。

●きっと本当はバス停が行列になっていて、5人に1人しか見えてないだけなんだ。

●フィンランド人が日本の電車に乗るところを想像してみようぜ。

●フィンランド人はなぜ絶滅してないんだ。

●ちなみにスウェーデンでもいっしょだよ。
フィンランド人は他人が嫌い02

●そのころ日本のバス停では……。
フィンランド人は他人が嫌い03
(参照:「やっぱり日本はとんでもない国だ!」海外で興奮されていたバス停の写真

●海外旅行をするときはどうするんだよ。中国とかインドに行ったら地獄だぞ。

●フィンランド人として言うが、フィンランドはシンプルで退屈なところでもあるけど、だいたいの人は家族と数人の親友だけという社交範囲である。それ以外の人と話をしようものならクレイジーと思われるか、何かを欲しがっているかと思われる。(酔っ払っているときを除く)
一般のフィンランド人はその生活スタイルで良いと思っていて安全だと思っている。他の人と話をしないので、退屈で閉鎖的で、これがフィンランドを陰気にしている。だから僕は1年に1度旅行をするようにしている。しらふでも他人に笑いかけたり話したりしても良いところに行くんだ。

●何てロンリーな生活なんだ。

●その通りだよ。ひとり暮らしで大学生でもなけりゃ、近所の人を知ることもない。あいさつもないし、独り暮らしをしたらとても孤独になれる。だけど、もしなんとかフィンランド人の友人を作ると彼(彼女)はきっと君のことを生涯忘れない。

●そうか、フィンランドと戦争になったら国境に群衆を配置すれば勝てるわけか。なぜならフィンランド人はみんな不快に感じて15メートルほど後ろに下がってくれるからだ。そうしたらこっちも15メートル進めばいい。それを繰り返してるうちにフィンランドの領土は自分たちのものって寸法だ。
(第二次世界大戦でソ連から侵略を受けるも独立を守り通したフィンランド軍は、戦争が強いイメージを持たれています)

行列を見慣れた日本の感覚からすると、かなり奇妙なバス停の風景ではあります。

北欧と言うと、社会福祉や個人主義が進んでいることでも知られていますが、こうした国民性によって発達したのかもしれませんね。

ちなみにフィンランドは、名前もユニークなものが多いです。
(参照:ウコンマーンアホ社長だけじゃない…フィンランド人は珍名ネタの宝庫

The essence of being Finnish. We don't like other people

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