IKEAのバレンタイン広告が小粋だと話題に
本日はバレンタイン・デーです。
愛の誓いの日であるバレンタインデーのIKEAの宣伝が、なかなか粋であると話題になっていました。
と、ここまでなら太っ腹ではあるものの、特別珍しい話ではありません。問題はその続きで……。
9ヶ月後に生まれた赤ちゃんに限る。
バレンタインを記念して2013年11月14日に生まれた赤ちゃんにはベビーベッドを無料で進呈します。誕生日の証明が必要になります。
なるほど。バレンタインデーに愛を育み、あーんなことや、こーんなことをして9ヶ月後に生まれた赤ちゃんに、無料でサービスしてくれるというわけです。
この粋なサービスに対する海外掲示板の反応をご紹介します。
●日付を見て、自分の誕生日が同じで今悟った。
●自分も11月14日で、チャールズ皇太子もだよ。
●じゃあ自分は父の日のときの子供なのか。
●自分も9ヶ月前に戻ってみた。母の誕生日だった。
●私はクリスマスかお正月だな。
●あとは、赤ちゃんがベビーベッドより高くつかなけりゃいいんだが。
●オレの誕生日は12月19日で、9ヶ月さかのぼってみてそのあたりというと……聖パトリックの祝日だ。なんてこった。オレが生まれた理由は酒だったんだ。
●「何で私はその日に生まれたの?」「ベビーベッドに負けたんだ」
●え?無料?がんばらなくちゃ!
●うちの妹もその誕生日だ。それが何を意味するかわかったときってのが……。
なぜか日本では女性が男性にチョコレートなどを送る日として定着しましたが、元々はローマ皇帝の迫害によりバレンタイン司教が2月14日に処刑されたたのち、司教の記念日として、愛の誓いの日になったという歴史を持ちます。
司教が処刑された理由ですが、軍事国家だった当時のローマでは戦争に行きたがらない若者が多いという事情がありました。皇帝はその理由を「家族や恋人、妻たちと別れるのが嫌だから」と結論付け、それなら「結婚を禁止してしまえばよい」と、無茶な法律を作ったのです。そんなことを言っても、こっそり結婚する人はいたわけで、その願いをかなえてあげたのが、このバレンタイン司教だったわけです。
11月生まれの人は特に反応を示していましたが、自分の誕生日の9か月前はいつなんだろうと、さかのぼってみたいような、みたくないような、微妙な気持ちにさせられますね。
Well played Ikea, Valentines Day offer