「タイではちょっと変わった列の並び方をしている」
人口密集地では、どこに行っても待たされることが多いものです。
必然的に行列に並ぶことになりますが、「タイではちょっと変わった列の並び方をしている」と話題に上っていた写真がありました。
おお、実際に並んでいるのは履き物たちだけ。
履き物の上に居るはずだった人々はというと、のんびり座って待っています。これなら全員が立って待たずに済みますね。
足が真っ黒に汚れそうだとか、履き物が同じだったらどうするんだとかはありますが、とりあえず行列に立って延々と待つよりはよくできたシステムなのかもしれません。
列に並ぶことの世界事情も含めて、海外掲示板のコメントも盛り上がっていました。
●なんでそんなに、お行儀がいいの?
●アメリカじゃないからさ。
●カナダのケベック州(公用語はフランス語)にいるアメリカ人として言うが、きちんと並ぶここの様子に驚いている。バスの列もすごいし、そんなルールはどこにも書かれていないので守るのが難しい。列は完璧でしかもみんな同じ間隔を保っていて、バスに乗り込むときはマナーもよく落ち着いているんだ。
●カナダのフランス語圏が行儀がいいなんてアメリカ人くらいしか思わないだろうな。
●明らかにタイに行ったことがないという感想だ。この写真は行儀の善し悪しを反映したものだ。列なんてものはないよ。押しあいへし合いで前に行くということしかない。
●これは天才だな。
●だけど1人分順番が前に行ったらどうするんだい?いちいちそのたびに全員が立って靴を1足分動かすのかい?自分の順番が回ってくるまで、何度も靴を移動させにいくのかい。
●待っている施設がまだ開いていないんだろう。多分窓口が開いたらみんな立って普通の列になるんじゃないかな。
●それでも天才だ。
●番号札でいいじゃないか。
●これを自分の国(パキスタン)でやると、順番を抜かされるどころか靴まで盗まれる。
●イギリス人として意見させてもらう。列に並ぶことに関しては、我々がまだ不敗の世界チャンピオンだ。これは何なんだ? どんななまけ者がこんなスタントをして見せてるんだ? 列というのはリラックスするものじゃないんだ。列をなんだと思っているんだ。列というのは不快なものなんだ。不快そうに好きでもなく知りもしない人の近くに立って、きれいな[空気]2:[体臭]1:[おなら・げっぷ・その他の悪臭]1の割合で息をしているんだ。とにかく不快でぎこちないんだ。もう家をその日に出たことを後悔しているんだ。これはアジアの何のおまじないなんだ。
●カナダ人だけど、待っている間は本を読んでいるよ。
●今じゃiPhoneで映画も見られるよ。
●ロシアのシステムはもっといい。部屋に入ってきたら、「誰が最後?」と尋ねる。すると最後の人が応えてくれるので、それを聞いたらゆっくりと人間らしく座る。列が前に進むと自分もついていける。部屋にいる人全員がだいたいの順番を理解している。誰かが順番を抜かそうものなら、全員で非難だ。
●キューバでもそのスタイルだよ。共産圏は待つことの効果的な方法を産み出すんじゃないかな。
●イスラエルで「誰が最後?」なんて尋ねりゃ、誰も認めないさ。全員が「お前だろ」と返事してくるよ。
●↑確かに間違っちゃいない。
●↑尋ね方を変えりゃいいんだな。「誰がオレのすぐ前にいるやつなんだ?」とね。
●自分はアメリカ人だけど、そんなのが機能するのは飼い犬にだけだ。
どこも行列に並ぶスタイルや文化があるようですが、それぞれのお国柄やマナーの善し悪しなどが少なからず出るようです。
アメリカのマナーに対する悪評が目立ちますが、異文化の人が集まっていることから、暗黙の了解が成立しにくい面もあるのではと思います。