ブラウンとソニッケアーのハイエンド電動歯ブラシは、どちらが最強なのか?両方購入しガチンコ対決をしてみたら…
先日虫歯が見つかり、歯磨きを改善しようと電動歯ブラシを探しに行ったところ、目に留まったのブラウン デンタプライドとソニッケアーの電動歯ブラシ。
回転磨き と 音波振動 の全く方式の異なるものですが、一体どちらが優れているのか、どちらも高性能を主張していていまいちよくわかりません。
そこで私と妻でそれぞれ違う機種を購入し、性能を検証してみたところ…予想外の結果となってしまいました。
今回購入したのは、「
ブラウン
オーラルB デンタプライド5000
」(左)と、「
ソニッケアー
ダイヤモンドクリーンHX9333
」(右)。いずれも2万円弱と、各ブランドの最上級を誇る機種です。
さて、最強を決めるのに客観的な検証をするには、やはり歯垢の除去性能を見るのが最も適した方法なのは間違いありません。
そこで口腔模型とチョコペンを購入し、模型をチョコでコーティング。そう、チョコを歯垢に見立てているんですね。
チョコレートなら硬さも歯垢と近い感じがするし、落ちたかどうか色ではっきりわかるし、我ながらなかなか冴えた検証方法を思いついたものです。
(…と、思っていたんですよこの時は…)
これで歯垢でハードに汚れた口腔モデルが完成!この日はバレンタインデーだったので、ついでにカラースプレーもトッピングしたりして。
さて、準備は万端!早速実験を始めてみましょう。
ではまずソニッケアーから挑戦。歯磨き粉をブラシにつけ、少し濡らしてチョコレートに挑戦すると…
ぐわっ、チョコが…手ごわすぎる…!?
チョコペンって柔らかいと思っていたんですが、どうやら冬の室温も手伝って、 ガッチガチに固まってしまっていたようです。
続いて
ブラウン デンタプライド
でも挑むものの、
やはりチョコが固すぎてお話にならず…。
結局ソニッケアー、デンタプライドとも各1分ほど格闘したものの、さすがに歯垢をはるかに凌ぐチョコの強度と厚みに苦戦し、完全にチョコの勝利という結果になってしまいました。
…というか、 こんな固いチョコがスパッと落ちるパワーだと、歯茎がめくれて血だらけになっちゃいそうで逆に怖いかも…!
…えーと、まさかチョコがこんなに硬いなんて、完全に誤算でした…。
このような結果になってしまい、本当にすみません…!
しかしさすがにこれで終わっては申し訳ないので、購入を検討している人に参考になるよう、スペックや使用レビューをまとめてみました。
まず、スペックを比較してみた一覧表がこちら。数値だけ見で有利そうな箇所には色を付けています。( クリックで拡大 )
各項目がどのくらいの重要度かは使用者によって異なるので一概には言えませんが、単純に項目の数では、ソニッケアーが優勢な結果に。
とは言え、実際の使い心地や良さはスペックではわからないもの。という事で続いてはスペックから見えない部分を比べてみましょう。
まずは設置状態でデザインを比べてみると、ブラウン
デンタプライド(左)はカチッとした機能的なデザインなのに対して、ソニッケアー(右)はグラス一体型の充電台という、ちょっと個性的で面白いデザイン。
実は音波振動式はドルツと悩んだのですが、最終的にソニッケアーをデザインで選んでしまったのは内緒です…。
次に表示部を見てみると、ソニッケアーは本体に浮き出るように発光する、モード表示インジケーターを搭載。
それに対しブラウン デンタプライドは、モード表示や経過時間、時刻などを表示するセパレートユニットが付属。
また押しつける力が強すぎるとLEDで教えてくれるなど、センサーや表示機能はデンタプライドがリード!ただ本体にモード表示がないので、持ち歩いたときにモードがわかりにくいのはやや残念です。
またそれぞれ持ち運べるケースが付いていますが、収納力は互角。
しかし大きな違いとして、ソニッケアーはモバイルケースにUSB充電機能を搭載。ケースにUSB Mini B端子を搭載。
付属のUSBアダプターやパソコンのUSB端子、モバイルバッテリーから充電できるので、長期出張や旅行に便利そうです。
肝心の磨き心地を試してみると…
さて、実際にそれぞれのブラシで歯を磨いてみると、ブラウン デンタプライドは パワフルでガシガシとした力強い感触。 ただブラシサイズが奥歯には丁度いいものの、前歯には大きく、前歯の隙間は若干磨きにくいかも?
対してソニッケアーは、高密度なブラシが 細やかな振動で隅々までブラシが潜り込み 何とも言えない爽快感。柔らかな感触ですがしっかりとパワーがあり、舌で磨き上がりを確かめるとツルツルに!
また歯茎をマッサージをしてみると、ブラシが柔らかく当たるソニッケアーに対し、デンタプライドはゴム製の歯間ワイパーの感触がちょっと固いかも。
使ってみてちょっと気になったのが、ブラシの先端形状。ブラシから上のベース部分の高さを見ると、ブラウンは回転機構の分ベースに高さが出てしまっています。
この部分が高いと、奥歯を磨こうとしたときに歯に当たり、奥まで届きにくいように感じられました。
大きく口を開けられる人なら問題ないと思いますが、口が小さい人や顎関節症の人、また子供に使用する場合は、重要なポイントかもしれませんね。
口腔ケアをおろそかにしたツケは、歳を取った時に高額な治療費となって返ってくると思うと、ハイエンド電動歯ブラシの価格も決して高いものではないかもしれません。
特に多忙で毎日歯を磨けていない人ならなおさら。少ない歯磨きの機会こそ、いい道具でしっかりと磨いて、お口の健康を保ちたいものですね。
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