こんなことって…「飛行機乗ってるときにバーンと大きな音が鳴った結果」の写真
飛行機に乗っているときに何が怖いって、もしもの墜落です。
前触れもなく墜落することは少なく、その前に大きく揺れたり、故障が発覚するといった予兆があるものですが、そんな場面に出くわしたらとても平静を保っていられる気はしませんよね。
ある海外の人が、アメリカで高度1万メートルを飛行中に恐ろしく大きな「バーン!」という音を聞いたそうです。「その結果、機内がこうなっていた」という事後の写真をご覧ください。
わっ……。天井が…。
そして落ちてくる酸素マスク。
機内説明で必ず使い方のレクチャーを受けるものの、実際に使う必然性にさらされた人は少ないのではないでしょうか。
海外掲示板では、投稿者にどれだけの恐怖だったのかを多くの人が尋ねていました。
●ひんぱんに飛行機を使う自分としては、これは怖い。
●めったに飛行機に乗らない自分としても、これは怖い。
●(本人)このときは毎週のように飛行機に乗っていたんだ。最悪だったのはこの日がエイプリル・フールだったこと。その日の早い時間に「飛行機が墜落するようなことがあっても、みんなにジョークだと思われるじゃないか」と冗談を言ってた。あとからそれを思い出して、そんなことを言ったのを後悔した。
●これはアリゾナ州のサウスウェスト航空?
●(本人)そうだよ。フェニックスを出てサクラメントに向かっているところ。ユマで緊急着陸をしたよ。
●その大きな「バーン」という音は何だったんだ?
●(本人)今まで聞いた中で、一番の巨大な衝撃を与える音だった。その前に1秒くらいヤカンのような音がして、それから巨大な音になった。たぶん突然キャビンの圧力を失ったのではないかと思う。飛行機のパネルがしっかりついてなかったので、破裂したんだ。
●パイロットからの説明は?
●(本人)特になかったが、だいたいあとから何が起こっているかわかったよ。ニュースにもなっていた。航空会社は機体が悪かったというほかはクールだったよ。写真やビデオも撮らせてくれた。
●それで、また墜落していないのかい?
●(本人)自分の人生で、最も死に近づいた唯一の日ではあった。窓の外を見て飛行機が着水できそうな水を探したり……。1分あたり5kmも高度を落とすような急減速中は気分まで変だった。
●緊急降下はジェットコースターみたいなもんだが、その高度だと低酸素でボーッとなって気にならないはず。
●(本人)完全に気絶してしまう可能性もあった。パイロットたちが「酸素マスクやタンクが必要になる前に20秒意識があった」と述べたのが怖かった。パイロットに酸素がなけりゃ、自分たち全員が気絶して、たぶん目を覚ますこともないからね。
●サンルーフだと思えば……。
●みんな結構落ち着いて見えるが、静かにパニックしてたのかい?
●(本人)驚くことに、ほとんどの時間は死んだように静かだったよ。通路をはさんで向こうにいた男が、パニックの発作を起こしていた。奥さんといっしょで、小さな子供をひざに乗せていたが、イスの上で前後に揺らしながらあわてていた。見ているのがつらかったよ。
●ボーイングのエアフレームのメカニックを7年やっているが、こういうので驚かない。みんなが飛行機に乗らなくなるのでしないが、いろんな話がある。
●コックピットに顔を出してこう言うべき……。「2人にがんばってと言いたかった。オレたちみんな期待してるからね」
●減圧してくると不快なもの?
●(本人)実際その通りだね。マスクはすぐに落ちてきて、でも頭が軽くなっていくのを感じて呼吸困難になる。不幸なことにマスクを使ってさえも呼吸困難だった。大きく口と鼻をカバーするようにできているはずだが、大きなマスクじゃなくて黄色いカップって感じだった。
見た目のインパクトだけでもすごいですが、減圧や急降下など、無事だったのが奇跡的と思えるほど重大なトラブルだったようです。
なにはさておき、空の旅は安全第一でいって欲しいものですね。
Cruising along at 36,000 feet, then an incredibly loud "bang" then I see this...