ヨセミテ国立公園の警備隊員「届いた手紙の中で1番のお気に入りがこれなんだ」
アメリカには広大な国立公園が数多くあり、キャンプ場を始め、自然と触れあえる施設などが備えられています。
公園を守る、パークレンジャー“Park Ranger”と呼ばれる公園の警備隊員のもとには、お礼の手紙がよく届くそうです。
カリフォルニア州のヨセミテ国立公園のレンジャーが、「届いた手紙の中で、もっともお気に入りがこれなんだ」と海外掲示板に公開しました。
人気を呼んでいたその文面をご覧ください。
たどたどしい子供の字で書かれた内容は以下の通りです。
「パークレンジャーの方へ
わたしはヨセミテ国立公園のジュニア・レンジャーです。
さいきんヨセミテに行ったのですが、ぐうぜんにも2本の小枝をもちかえってしまいました。
国立公園からは何ももちさってはいけないことを知ってるので、おくり返したいと思います。ぜひこれを自然にかえしてあげてください。
ありがとうございます。
エヴィーより」
そして、手紙に添えられた2本の小枝。なんと微笑ましい手紙なのでしょうか。
この女の子からの手紙に対する、掲示板の反応をご紹介します。
●なんとかわいらしい。
●きっと君たちはその2本の小枝が見つかって、ほっとしたにちがいない。
●(本人)もう捜索隊を出してあちこち探していたので、これで安心して寝られる。
●やっと自然に返せたんだね。それはよかった。
●2本の小枝〜!!という大警告ランプを見た気がした。よかったよ。
●小枝を紙にテープで貼るのは残酷だったな。亡くなったご先祖様にテープするようなものだからな。
●手紙の折り目と、枝のテープされた位置がおかしいのでレンジャーが怪しい!
●(本人)なんて観察力なんだ。実は小枝はそのまま封筒に入れられていて、オフィスの壁に貼るために私がテープで貼った。
●↑え? じゃあその小枝を「自然に」返してないのか。いったい君はどんなパークレンジャーなんだ。
●(本人)一時的に壁に貼ってるだけだ!! ちゃんと最後には自然に返すよ。約束する!
●「とるものは写真だけ、残すものは足跡だけ」
●自然に返した2本の小枝の写真を撮って、送り返してあげよう。
●(本人)それは良い考えだ。そうすることにしよう。
●きっと、そうしたらこんな返事が来るよ。
「パークレンジャーの方へ
わたしが返した小枝の写真をどうもありがとうございます。でもそれはわたしが見つけた場所じゃありません。
私が見つけた場所は大きな木が片側に、大きな岩がもう片側にあって、どれか覚えていないけど登山道の近くです。正しい自然の場所にどうか返してあげてください。そうでないとずっと心配です。
エヴィーより」
自然を守りたいという小さなパークレンジャーの気持ちが伝わる手紙がかわいらしいと、多くの人がコメントをのこしていました。
パークレンジャーという仕事はかなり人気があり、実際にフルタイムの職を得るにはボランティアから始め、5〜10年くらいかかるそうです。
現代の世の中だからこそ、自然の中で仕事をするのに憧れる人が多いのかもしれませんね。
I am a ranger in Yosemite National Park and receive many letters from visitors. This is my favorite.
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