2013年03月28日 11:00

数万円のオフィスソフト、本当に必要?激安な「キングソフト オフィス2012」を試してみたら…あれ、これ意外にスゴいぞ!?

 


データを編集したい、計算をしたい、資料や見積もりを作りたい…なんてちょっとした事しかしないのに、何万円もするオフィス製品をわざわざ買うなんて、なんだかバカバカしいですよね。

もっと基本的な機能だけで、数千円くらいで買えるオフィス製品はないの?…なんて思っていたのですが、 キングソフト オフィス2012 という製品が4,980円(税込)で販売されてるじゃないですか!

Microsoft Office互換で、 アップグレードはずっと無料 という気前の良さに、むしろ 安すぎてちゃんと使えるの? と思わず心配になってしまうこのソフト。この価格でどれだけ使えるのか、実際に検証してみました。


キングソフト オフィス2012 は、プレゼンテーション、スプレッドシート(表計算)、ライター(ワープロ)がセットになった、Microsoft Officeと高い互換性を持つオフィスソフト。


各アプリを起動してみると、マイクロソフト製のオフィス製品とすぐには見分けが付かないくらいそっくり。また基本的な機能もほぼ網羅されていて、一般的なドキュメント作成は問題なく行えるようです。

ちなみにこちらから30日の体験版がダウンロードできるので、実際に自分で普段使っているデータを開いて試すことが可能です。

キングソフト オフィス2012

本家オフィスと表示を比較してみると…?

さて実際に、マイクロソフト製のオフィス製品用のスプレッドシートやドキュメントを編集し、どのくらいの互換性があるのかを試してみました。


私の場合、法務局など国の機関で配布されているファイルを編集する機会が多いのですが、試しにMicrosoft Excelとキングソフト オフィス スプレッドシートで同じファイルを開いてみると、おお…ほぼ同じ!

昔他の互換オフィス製品を試したときは、レイアウトのズレが気になったのですが、この製品ではほとんどズレがありません。


文章ファイルも同様に、再現性バッチリ。


プレゼンテーションファイルもこの通り。あまりにも価格が安いので性能が心配でしたが、いやはや、想像していた以上の互換性ですね…。

本家オフィスを超える付加機能も充実

そして試してみて気がついたのですが、キングソフト オフィス2012には、本家オフィスにはない便利な機能も色々と備わっているようです。


例えば操作方法は、オフィス2003以前のツールバーと、オフィス2007以降のリボンのいずれか好きな方に切り替えが可能。

本家オフィスでは2007で使い勝手が大きく変わってしまい、パソコンに不慣れなユーザーにとって阿鼻叫喚の事態となりましたが、キングソフト オフィスの場合はどちらに慣れてる人でも安心して使うことができます。


そしてタブ切り替え機能も搭載。本家のようにタスクバーがゴチャつく事もなく、手早くファイルを切り替える事ができるのも嬉しい機能。

また起動時間が早い、メモリ消費量が少ないという点も大きなアドバンテージ。スペックの乏しいネットブックや古いPCでは、むしろ本家よりも快適に使えそうですね。

オンラインストレージ KDriveが50GBも付属!


またキングソフト オフィスを購入すると、無料オンラインストレージ KDriveに20GBの容量が追加され、50GBまで利用可能に。キングソフト オフィスから直接KDriveに保存すれば、インターネットサーバー上にも保存されます。

しかし 50GBなんて他サービスでは有料が当然 な容量ですが、 それが無料って… どんだけ太っ腹なの…!


KDriveに保存したファイルは、他のPCやAndroidのKDriveアプリからも参照が可能になり、またAndroid用のキングソフトオフィスをインストールすれば、編集も可能に。

特にケーブルで同期させる必要なく自分のファイルにいつでもアクセスできる上、インターネット上に保存されているので、万一パソコンが壊れても安心です。


このKDriveは、マイコンピューター上にドライブとして表示され、特に保存できるファイル形式に制限はなく、例えばデジカメの写真やZipファイルを保存することも可能。また、 直接ファイルをダウンロードできるURLを簡単に生成できる ので、 メールで送れない大きなデータを渡す …なんて事も簡単です。
※ファイルサイズは最大1GBまで

 

実際にキングソフト オフィス2012をしばらく使ってみた感じでは、上級テクニックを駆使する人には機能面で不足する部分もありそうなものの、基本的な事務書類の作成や編集にはほとんど不自由しない機能と性能を備えているようです。

事務用途での使用はもちろん、家のパソコンや子供用のパソコンなど、基本機能で間に合う環境なら、安価で最適な選択肢と言えそうです。

機能に不足を感じないようなら、パソコンにかかるコストをぐっと節約できるかも。まずは30日間試せる試用版で、違和感なく使えるか試してみる価値はありますよ!

キングソフト オフィス2012

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