「世間に存在さえ知られてない職業の人がいたら教えて」興味深い回答いろいろ
いい職業にめぐり合えるかどうかで、人生の良し悪しは大きく左右されます。
「自分はどんな仕事をしたいのだろう?」とか、「天職と呼べるもっと自分にふさわしい仕事があるのでは?」と、悩む人も多いのではないでしょうか。
海外掲示板に、「一般に存在していることさえ知られていない職に就いているがいたら教えてください」と質問されていました。
興味深い回答をご紹介します。
●アイバンク・テクニシャンをしている。亡くなった人の目を切り取る仕事だ。ドナー(提供者)から眼球ごと角膜を外科的に除去する。研究や角膜移植のためだが、詳しく僕の仕事を知りたがる人はいない。
●↑弟が角膜移植を受けて盲目にならずに済みました。あなたの仕事に感謝します。
●自然水文地質学者をしている。水流を利用して地質をイメージするんだ。
●夏の間だけ、ビール運搬トラックのバランスを取っていた。目的は出来るだけ多くのビールを積載するというもの。つまりビール運搬トラックでやるテトリスだ。
●病院に侵入しては物を盗む仕事をしている。物理的侵入テストでリスク査定のためのHIPAA(アメリカ医療保険等の法律)の不可欠な必須条件となっている。施錠のピッキング、入室用バッジの盗み、医療人事関係者の肩書きの詐称、資料や証明書などの捏造、パスワードの不正な割り出しなどを行っている。公式の自分の肩書きは「情報セキュリティコンサルタント」となっている。
●結局その職につけなかったが、「歴史的建造物・伝統遺産職員」に志願したことがある。何をするかというと、墓地を歩き回って写真を撮り、記録を取るというものだった。あまりに風変わりなのと、一人で外の空気が吸えるということでやってみたい仕事だった。
●自分は洗車マシーンの取扱説明書を書く仕事をしている。操作のしかたや修理の仕方などだ。
●自分はおもちゃを壊すという仕事に就いている。どんな風に壊れたかの記録を書いているんだ。
●テレビのホームショッピングのために、製品を美しく見せるという仕事をしている。
●スーパーやガソリンスタンドの手袋のディスプレイを設置する会社に勤めている。冬用のラック(スキー用手袋、マフラー、帽子など)とスポーツ用のラック(軍手、皮の手袋など)を用意するのに何週間も費やしている。冬用のラックは8、9月に組み立てて、春用のラックは1、2月に組み立てる。初めて働き始めたとき、そんなことは店がするのだと思っていた。足用のものもある。これはだいたい50ラックくらい。
●レゴのピースを販売している(ネット上で売りたい人から買い取ったもの)。それをピース別にリスト化して、自分のオンラインストアで売っている。客はだいたい2種類。
1)大人で同じピースを1000ほど欲しいが、何かのセットを100も買いたくないという人々(例えば2x4の赤だけで巨大なものを造りたいというような場合)
2)セットを購入したときにしか入っていない特別なピースを欲しいという子供の両親。小さなゴールドニンジャだけが欲しいがそれが130ドルもするセットの中に入っているといったように。
一般的に元の値段の200〜250%くらいで売ることが出来る。妻といっしょに近場のレゴショップに行っては何百ドルというレゴを買い足してもいる。うちの店はまだ小さいが、同じビジネスで裕福になった人も結構いる。郵送を面倒がらずにサービスがきちんと出来るかどうかなんだ。
この職の1番の危険性は、夜中にレゴのピースを踏んづけてしまう確率が、跳ね上がるということである。なにしろ家に10万ピースもあるから。
●スーパーストアに勤めている。私服でライバル店にPDAを持っていっては、毎週のように品物の値段をチェックしている。競合の買い物客というわけだ。
どうやってこの職に就いたのかの質問があったが、僕の前の担当者が健康上の理由で辞めたので、上司が僕に聞いてきた。思っているよりクールではなく、かなり退屈で飽きる。値段なんて数ペニー(数円)以上動かないので時間の無駄にも感じる。
●医療イラストが自分の分野。特に医療の法的な部分に携わっている。
●図書館で本の修理をしていた。一般には本が古くなったら価値あるものでない限りは廃棄されて、新しいものを購入すると思われているが、大学などの研究用図書館ではほとんどの本が価値のある蔵書なので、金銭的な価値というよりは珍しいものが多い。
●大人に読み書きを教えるプログラムの管理。読み書きを教えてるというと、子供相手と勘違いされるが、残念ながら自分が住んでいるところでは6人に1人の大人が読み書きできないんだ。
●アビオニクス(航空、宇宙・ミサイル用の電子工学)・システムエンジニアだ。パイロットでさえ、僕が何をしているのかわかっていない人もいる。メカニックスたちは僕の仕事を魔法か何かと勘違いしている。基本的には飛行機分野のITである。
●国立公園のハイキングコースの保護をしている。8日くらいキャンプして6日の休みがある。キャンプをしながら倒れた木をチェーンソーで片付けたり、橋を作ったり、壁を維持させたり、水はけを良くしたり、地滑りなどを防いで岩を修復したりしている。時々馬を使うこともあるが大半はキャンプ用品を担いで歩いていく。時給は16.5ドル(約1600円)くらいで、自然の中で生活できるのでこの仕事を気に入っている。お金を遣う暇もない。
●自分は、毎週金曜に患者役としての仕事が始まる。具体的には医学生たちがベッド周辺マナーを自分を使って練習する。
●↑ベッド周辺だけではなく、前立腺を見つける練習だとかもあるよ。
●豚のエサを作っている。単にコーンというわけではなく、科学的に考えなくてはいけない。食事は毎月天候とともに変化し、常に栄養を考えて変えている。
●多種多様な設備を導入するマニュアルを書く仕事。
●トラベルトレーナーという職業。学習障害者のために、公共の交通の利用のしかたを個々に教えるという仕事。
●全国の原子力発電所が18ヶ月ごとに閉鎖されるたびに、原子炉の中に入り、作動装置やバルブが安全作動するかどうかの確認を行う。
興味ある人が多かったのでいくつか付け加えると……。
NO :体が夜に光るということはない。(シンプソンズのネタから)
YES:放射能にはさらされる。
YES:放射能のチェックは定期的にモニターされているから比較的安全。
YES:給与はかなり良いが、安全面を考慮すると危険な仕事でもある。
●映画の予告に音楽を入れる仕事をしているけど、かなりあてずっぽうで、かなりおもしろい。
●政府のために映画のレイティングを管理している。公開される前の映画を見たり、販売される前にポルノをレビューしたりする。
●酒を飲みながら金の発掘。探鉱地質学者さ。
●牽引ボートのドライバー。
●緊急脱出用の射出座席(ejection seat)のメカニックをしている。
●大学の講義に欠席したときに、ネットで録音されたものを聴くことがあると思うが、大学が録音したものを送ってくる先が僕だ。音をクリアにしたり圧縮したり雑音などを省いたりする。
●スーパーマーケットチェーンの表示アーティストをしている。全ての値札は手書きで早朝から僕がやっている。かわいいイラストを見たらそれも僕だ。すごい窓ガラスの絵。それも僕。壁におもしろい絵。それも僕。全部僕。でもそのことを誰かに話すとみんな気付いていないんだ。
●ユーザーインターフェイスデザインをやっている。平均的にそんな仕事があると知られていないと思う。自分の仕事を人に見せるとあまり理解してもらえない。
●執行猶予中の犯罪者の監視をしている。足首にGPS経由で位置を知らせるタグを付けている者や、声の認証システムなどがある。
●医療用のマリファナを収穫する仕事。
●スーパーで袋詰めをしている。職業が存在しないと思われているというより、それをしている人を存在しないかのような扱い。
いざ仕事をしよう、職業に就こうというときに、実際にどんな職業があるのか前もって知る機会はなかなかないものです。
それどころか、よく知られている職業であっても、働いてみるまで実際の仕事内容はわからないものですよね。
Do you have a job that the average person doesn't even know exists?