録画も有料チャンネルも衛星放送も!ハードディスクレコーダーを丸ごと外に持ち出せる、Slingboxがあまりに便利すぎる…!
ハードディスクレコーダーでテレビ番組を録画していて、スマートフォンやノートパソコンを持っている人なら、
これは間違いなく買いですよ!
3月22日に発売された、自宅のハードディスクレコーダーをスマートフォンで持ち出せる「 Slingbox 350 」を試してみたのですが、使ってみて衝撃、これは ライフスタイルが劇的に変わる凄まじい製品 じゃないですか!
単に外出先でビデオを見るだけでは終わらない、活用すればするほど大きな可能性を秘めているこのSlingbox、知れば確実に欲しくなる使い勝手を、ざっとまとめてみました。
Slingboxって?
Slingbox
350は、家庭用ハードディスクレコーダーに接続することで、スマートフォンやタブレット、パソコンでレコーダーの視聴・操作ができる機器。簡単に言うと、
スマートフォンやタブレットを、レコーダーのリモコン付きワイヤレスモニターにしてくれます。
この機種は3月22日に発売されたばかりで、従来よりも小型化、そして1080pのフルハイビジョンにも対応し、価格が19,800円とお手頃になった最新版。詳細はこちら。
Slingboxを利用するには、光やADSLのネット回線、D端子出力付きのハードディスクレコーダー、iOS・AndroidのスマートフォンやタブレットかWindows・MacのパソコンがあればOK。
対応機器は多数で、対応するレコーダーは順次追加されています。ちなみに現在対応しているリモコンの一覧は こちら 。
設置も簡単で、レコーダーのそばにSlingboxを置き、付属のD端子-コンポーネントケーブル、オーディオケーブル、LANケーブル、電源を接続後、パソコンからアカウント登録、レコーダー機種登録を行えば設定は完了です。
あとは、タブレットやスマートフォンでSlingPlayerアプリを購入(iOS版1,300円、Android版1,099円)し、アカウント情報を入力すれば…ほら、この通り。またタブレット版ではレコーダーのリモコンまで忠実に再現されているのが凄いですよね!
またパソコンならChromeなどのブラウザから、無料で視聴可能。自宅のLANからでも外出先のモバイルルーターからでも、すんなりと接続できます。
さて、ではこれがあると何が便利なのか、実際に試してわかったメリットをざっくりとまとめてみました。
1つでもいいな…と思ったら、検討する価値アリですよ!
空いた時間に録画番組を楽しめる
まずは基本的なメリットですが、 喫茶店・仕事場・電車・車・ベッド・トイレ・風呂・旅行先 などなど、空いた時間に いつでもどこでもレコーダーを操作・視聴できる ようになります。
場所に応じて端末を変えられたり、また最後に接続したクライアントを優先して接続できるので、他の端末の接続を切り忘れても視聴に支障は無し…と、使い勝手は上々。
また 高画質と低画質の切替ができる ので、3Gなど低速のネットワーク環境でも、 およそ250kbps以上の回線速度 があれば楽しめます。
そしてHDMI出力のある端末をテレビに繋げば、出張先のテレビで自宅のレコーダーを見ることも。いやはや、凄い時代になったものですね…。
地デジ・BS・CSが場所を選ばずライブで楽しめる
またレコーダーで現在放送中の番組を選べば、電車や車などの
外出先でBS・CS放送が楽しめたり
、チューナーのないスマートフォンで
ワンセグとは比較にならない画質でテレビ番組
を楽しめたり…といったメリットも。
これを活用すると、 旅行先や海外で地元のテレビ番組が見られる 、仕事場や喫茶店で BSのスポーツ観戦が楽しめる などなど、現在放送中の番組を見られるって、意外に便利なんですよ!
さらに最近では地下鉄駅間でも携帯の電波が届くようになったおかげで、 地下鉄でも視聴できるんですよ。 テレビの電波が届かない場所でもリアルタイムのスポーツを楽しめるなんて…!
有料チャンネルがいつでもどこでも楽しめる
そして、有料チャンネル契約をしている人なら…もうわかりますよね。
スカパー!やWOWOWなどの有料チャンネルはB-CASカード毎の契約が必要なため、レコーダーの設置場所でしか見る事ができなかったのですが、Slingboxを使えば
いつでもどこでも有料チャンネルが視聴できるようになるんですよ!
例えば 音楽・スポーツ・ニュース などの有料チャンネルは、いちいち録画するより常に流しておきたいものですが、Slingboxがあれば 仕事場でも喫茶店でも居酒屋でもトイレでも風呂でもベッドでも、いつでも見放題!
せっかくお金を払って有料チャンネルを契約しているなら、時間が許す限り最大限楽しみたいですよね。Slingboxがあれば、それができるんですよ!
転送やダウンロードが不要、待ち時間なし
世のレコーダーには、録画した番組をスマートフォンに転送したり…といった機能があったりもしますが、予定が決まってるならともかく、急な外出時などは転送が終わるのをいちいち待っていられません。
しかし、Slingboxは画面を転送する仕組みなので、録画データを出かける前に転送する必要はゼロ。逆に言えばネットが繋がらない場所では見られないというデメリットがありますが、最近はモバイルインターネットサービスも充実しているので、殆ど不自由することはありません。
また視聴する端末側には映像などのデータを保存することもないので、端末の容量を食う心配もなし。転送する番組を選別する必要もなく、 レコーダーの許す限り録画し、好きなときに好きな番組をストレス無く見られるのです。 超便利!
早見再生で視聴時間も短縮
ニュースやドキュメンタリーなどは、早見で効率よく消化したいものですが、タブレットやスマートフォンの動画再生機能は早見再生が苦手。しかしSlingboxなら、
レコーダーの早見機能をそのまま利用
できます。
同様に、 追っかけ再生やCMスキップ機能などもそのままスマートフォンで利用できる のも恐ろしく便利。レコーダーの機能を使ってどんどん番組を消化できるので、空き時間を最大効率で活用できるのです。
スマホの利便性と家電の安定性のいいとこ取り
そして何よりも、家電であるレコーダーの安定性、これですよね。
私は録画好きで、凄まじい容量のハードディスクを積み、パソコンで録画し外出先で見る…なんて事に何度も挑んで来たのですが、所詮はパソコン。フリーズや、スタンバイ復帰失敗での録画ミスに泣かされ、家電レコーダーの信頼性をつくづく痛感したものです。
しかし家電はパソコンほどネットとの親和性が高くないのが弱点。ですがそれをSlingboxが中継することで、 家電の安定性とスマホの利便性のいいとこ取りな仕組みが完成したのです! そう、長年夢見てきた理想の形に…。
これらは実際に使ってみて実感した点だけを挙げたものですが、使う人によって、活用方法はまだまだありそう。
ちなみに私の場合、有料映画チャンネルを契約し、
ブルーレイレコーダーで映画を全て録画、時間のあるときに好きなタイトルを選んで観る
…という使い方をしているのですが、Slingboxで場所を選ばず映画を鑑賞できるようになり、無駄な時間が激減。
ちなみにこのSlingbox 350、発売直後からAmazonや家電量販店では品切れ状態が続いているほどの人気なのだとか。
高機能で便利なハードディスクレコーダーを、スマートフォンやタブレットで手軽に持ち出せるSlingbox。 テレビ好きなら断然オススメですよ!