「どうしてアメリカ人は核問題について北朝鮮をからかい、イランを真剣に取り扱うのか?」海外サイトの反応
北朝鮮の発言や行為が、海外メディアでも連日ニュースになっています。
日本も含めた近隣諸国では警戒しながらも様子を見ている感じですが、アメリカではどうもジョーク半分というか、からかっている雰囲気が強いようです。
そんな中、海外掲示板でこう質問が投げかけられていました。
「どうしてアメリカ人は核問題について北朝鮮をからかい、イランを真剣に取り扱うのか?」
海外掲示板で交わされていた意見をご紹介します。
●イラン人は飢えていないし、戦車のための燃料はあるし、銃のための弾丸もある。
●イランはなんと言うか、本当の国だ。
●ビールと航空会社がないと本当の国とは言えんだろ。
●今日、自分はリチャード・ブランソン(ヴァージン航空の創始者)が国だということを知った。
●イランはコントロールするにはより困難な国だ。武器数増加のコントロールが難しいだけでなく、国境のほとんどが穴だらけで侵入しやすい。石油による富が理由で、中国やインドも断絶したがらない。
一方の北朝鮮はしっかりブロックされている。韓国からの国境もがっちり、ロシアや中国との国境もコントロールされている。海上も監視されている。
●イランのGDP 3310億ドル
北朝鮮のGDP 120億ドル
●↑ちなみにジャガイモで説明すると…。
イランは1人30個のジャガイモ、北朝鮮は1人1個のジャガイモ、アメリカは1人1500個のジャガイモだ。
●なぜかというと北朝鮮はジョークだからだ。態度だけ強さをアピールするのに必死だが、全部見せ物だ。明白にオレらを罠にかけようとがんばっているんだ。それをオレらは笑う。だいたい彼らがどこにいて何をしているかを、オレらは知っている。何かしようものなら、すぐに潰しにかかれる。
その点イランは怖い。これ以上怒らせたくない理由のひとつは、中心地のないテロ組織とつながっていること。核兵器の力もあり、オレらが囲いこんでいることを怒っている。なおかつ彼らの最大の敵であるイスラエルとオレらが仲良くしている。
こちらからイランに何かをする気はないが、彼らは崖っぷちのような脅威を感じている。中国がカナダに侵入して、数年後にメキシコにも侵入したらどう感じるだろうか。その2国のことなんかどうでもいいと思ってたって、中国が両方の国境に座っているわけだ。何か計略や策略を練りながらね。存在するというだけでアメリカの緊張も高まる。そういうことだ。
●北朝鮮ってのは、肥満でちょっと頭の足りない、いとこみたいなものなんだ。自分の母親の車の上に立って「おまのケツを蹴っ飛ばすからな」と叫んでいるようなものだ。だが車から降りるだけで叱られるってことを、こっちはわかっている。だから笑うのだ。
イランは悪意があり、知性もあり、心からアメリカを嫌っている。それは悪い組み合わせだ。
●北朝鮮は60年以上前の錆びた古い銃を使っていて、練習する費用もない。イランは費用の余裕はある。
●しかし飢餓ってのは、すごい何かをする動機付けになるんだぞ。
●だが飢えてちゃ効率は悪いし、動ける距離や戦える時間も限られる。
●イラン=能力のある同盟国を多く持ち、しっかりした経済のある能力のある国。
北朝鮮=古代の武器を持ち、経済力もなく、憂慮する2つの同盟国を持つジョーンズタウン(カルト教団に率いられ900人の集団自殺を出した町)である。
●北朝鮮はオオカミ少年で、イランはめったに脅しはない。単にアメリカがイヤがることをするだけだ。北朝鮮はその点、食糧などを手に入れるために地団駄を踏んでは脅しに入るという長い歴史がある。無視してからかうのも簡単だ。
●つまりだな、高校の時のように、おとなしいやつほど心配しなくちゃいけない。
●言わせてもらうが、からかっているのはアメリカ人だけではない。ヨーロッパ人だってからかっているだろ。
●カナダ人だってだ。
●オーストラリアもさ。
●南極からも。
●北朝鮮の人がネットに出てきて侮辱されてしまうことがないので、安心してからかえるんだ。
もちろん、あくまでインターネットの一部の人々の意見にすぎませんが、海外では、現状をどう認識しているのか興味深いものがあるかと思います。
すぐ隣に位置する日本としては、同じように軽視するわけにはいかないのがつらいところです。
Why do Americans make fun of North Korea, but take nuclear capabilities of Iran so seriously?