消滅してからでは遅い…2050年までに地球上から姿を消すと言われている世界15の絶景
海外旅行をするにも名所やリゾートは無数にあり、どこから行けばいいのか迷ってしまうことはないでしょうか。
そんな時は、今を逃せば2度と見られなくなる場所から選ぶのも良いかと思います。
近い将来には消滅すると言われている、世界15の絶景をご紹介します。
1. ナウル
太平洋南西部に浮かぶ珊瑚礁の島であるナウル共和国は、バチカン市国、モナコ公国に次いで面積が小さく、人口は、バチカン市国、ツバルに次いで人口が少ないそうです。
アホウドリを始めとする海鳥の糞の堆積によってできたリン鉱石の採掘で栄え、世界最高水準の社会福祉を享受したものの、20世紀末に鉱石が枯渇すると経済が破綻しました。
一時的に島民が裕福になったことで、島で生き抜く生活技法としての伝統が失われ、自然環境は悪化の一途をたどっているとのことです。
2. キリマンジャロ
タンザニア北東部にあるアフリカ大陸の最高峰の山。
山頂の万年雪は、2000年の時点で、19世紀末に比べて12%にまで縮小しており、国連環境計画によれば「2020年までに完全に消滅する可能性がある」とのことです。
3. キリバス
太平洋上に位置するギルバート諸島、フェニックス諸島、そしてライン諸島の一部等を領土とする国家でイギリス連邦加盟国。33の美しい環礁からなります。
いくつかの島では海水が真水のエリアに侵入し、ヤシの木が成長を止めているとのことです。
4. マーシャル諸島
「真珠の首飾り」とも呼ばれる太平洋上に浮かぶミニ国家のひとつ。
首都のマジュロは海抜3mに位置し、2008年には洪水によって島の各所が水没しました。
5. ヴェネツィア
水の都として知られるヴェネツィアは、年々水位が上がっていますが、近年は特に顕著だそうです。
6. コスラエ島
太平洋ミクロネシア連邦の島。海岸の浸食が進んでいます。
7. 北極、南極
氷山や氷河が減少しています。
8. カーテレット環礁
パプアニューギニアの北部に浮かぶ海抜の低い島々。
海面上昇やサイクロンによって失われようとしています。
9. ソロモン諸島
オーストラリアの北東、南太平洋のメラネシアにある島々からなる国。
こちらも海面上昇やサイクロンによって美しい海岸が侵食されています。
10. グレイシャー国立公園
アメリカ・モンタナ州北部にある国立公園。「大陸生態系の頂点」とも称される、人によって乱されていない巨大な生態系を持っています。幾人かの専門家は2020年までに氷河が失われるだろうと予測しています。
11. セーシェル
アフリカ大陸から1300kmほど離れたインド洋に浮かぶ115の島々からなる国家。
海水温度の上昇により、海岸のサンゴが死滅しつつあります。
12. トケラウ
南太平洋にあるニュージーランド領の島。3つの小さな環礁がらなります。
こちらも海水温度の上昇により、海岸のサンゴが死滅しつつあります。
13. キバリナ
アラスカのイヌピアット・エスキモーが住む人口約430人のちいさな村。サケやアザラシを捕って生活しているそうです。
温暖化の影響で海氷のできる期間が短くなり、冬の嵐によって海岸の浸食が進行し、村民は移住を検討しています。
14. モルディブ
インドとスリランカの南西に位置するインド洋の島国。海抜が一番高いところで2.4mしかなく、近年の海面上昇と珊瑚礁の死滅によって国土消滅の危機にあります。
観光収入の一部でインドなど海外の土地を購入し、移住する計画が立てられています。
15. ツバル
オセアニアに浮かぶ島国で、住民は1万人未満とバチカンに次いで人口の少ないミニ国家のひとつ。
モルディブに次いで海抜が低く、洪水や海水の浸食が絶えず、海面上昇により国土消滅の危機にあります。
あくまで予測であり、できることなら外れて欲しいものですが、やはり確実に見られるうちに行っておきたいところですね。
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