制作風景もすごかった…宙に浮かんだように見える巨大な錯視アートの作り方
パリの歴史的な建物に、まるで宙に浮かんだように見える巨大な幾何学模様。
ある1地点から見たときだけ美しい幾何学模様が完成する、スイス生まれる現代アーティストのフェリチェ・ヴァリーニ(Felice Varini)氏による作品で、過去にも他の作品をご紹介したことがあります。
これだけの大きな作品をいったいどんな風に手掛けているのか、気になる制作現場をご覧ください。
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ベストポジションからみると、こんな壮麗なことに。
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でも少しポジションがずれると……。
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こんな激しいことに!
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遠目に見るとシンプルな模様ですが、近くで見ると細部まで丁寧。
さて、これをどうやって描いているのか、いよいよ制作風景です。
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使うのは投光器、と言ってもかなり大がかりなもの。隣にいるのがフェリチェ・ヴァリーニ氏。
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ライトを模様でマスキングすると…。
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こんな風に投影されます。
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方法自体は予想できた人もいると思いますが、スケールがすごくないですか。
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影をマーキング。
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原状復帰しやすくするためだと思いますが、テープを貼り付けていくようです。
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そして完成です。天井まで寸分の狂いなし!
うーん、これを直に見られたなら、さぞかし感動できそうですね。
メイキング映像は以下をご覧ください。
Felice Varini - New Geometric Perspective Mural - Paris, France - Grand Palais (French) - YouTube
フェリチェ・ヴァリーニ氏の他の作品は以下をどうぞ。
まるで浮いてる…ワクワクしてくる錯視アートいろいろ
こんな村おこしがあったとは…壮大な立体アートを描いたスイス・ヴェルコラン村
A Captivating Optical Illusion in Paris That Will Make You Look Twice