ベルギー人「日本のサムライが好きすぎて…」戦国武将のヨロイを造って本気のコスプレ
日本の鎧の美しさに魅せられて、マイ鎧を作ってしまったベルギー人がいます。
ダニーさん(42歳)は、子供の頃からバイキングや、甲冑などに惹かれ、様々な文化の武具を調べるうちに日本の鎧に出会ったそうです。
どんな出来栄えなのかご覧ください。
ダニーさんは16歳から日本刀の収集を始め、トム・クルーズの「ラスト・サムライ」を見てどうしても鎧が欲しくなったものの、本物は最低でも数十万円ととても手がでません。
なんとかアメリカからレプリカを取り寄せたのですが、身長2メートル近くと大柄のダニーさんには小さすぎ。だったら自分で作ってしまえと、金属加工の職人である友人に頼み込んで、鎧の作成に取り掛かりました。
レプリカと本、またネットの情報を参考に、小さな金属の板を一つ一つ結び付けること2年間。約3000個の穴に全長225メートルの紐を通すという気が遠くなるような作業の末にやっと完成したのがこの鎧と兜だそうです。
マイ鎧でコスプレイベントに参加するようになってから、同様に日本文化に興味のある仲間たちのネットワークが広がり、忍者やお姫様、他の鎧姿のコスプレヤーと会場を歩いているところが日本のニュースサイトやテレビでも紹介されました。
ダニーさんのWEBサイト。The Golden Dragon - The Last Daimyo seeking Samurai
また地元の新聞でも何度も取り上げられ、ちょっとした有名人です。しかも奥様もお姫様コスプレが大好きで、夫婦でコスプレを楽しんでいるとか。
近々、コスプレ仲間たちと日本文化に関するNGO法人を立ち上げる予定だそうで、ベルギーの「ヨロイマン」として益々パワーアップしそうです。こんな彼ですが、普段は銀行の窓口業務を勤めています。
ちなみに彼のおさななじみによると、子供の頃はエジプト文化にはまっていたとか。そういえばツタンカーメンと鎧兜、なんとなく共通するものがありますね。
【記事提供: ゆきんこ様】
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