中国政府が「巨大アヒル」を規制したことに対する海外の反応
天安門事件と言えば、この「無名の反逆者 」の写真が有名ですが、事件を隠ぺいしたい中国政府によってインターネットが規制され、中国国内では閲覧することができません。
先日、中国で「巨大アヒル」が検索規制対象とされたのですが、その理由がこの「無名の反逆者」のパロディ版であることが判明し、むしろ注目を集める結果となりました。
そのことに対する海外掲示板の反応をご紹介します。
こちらが、インターネット上に出回った「無名の反逆者」のパロディ画像。
戦車を巨大アヒルに置きかえたコミカルな写真となっていますが、中国当局がこれに関するネット規制をしたことで、むしろ注目を集めたようです。
●このバージョンが1番知られている写真だけど、本当はこの事件がどれくらいすごかったのかを体感するには全体写真を見ないとわからないんだ。
(大きな画像)
この写真はスチュワート・フランクリン氏によって撮影された「TANK MAN(ロングショット)」。
映像もあって、見たことのない人は視聴するといいと思う。
1989 Tiananmen Square Protests - YouTube
この時点で何百人もの抗議者たちがすでに殺されていて、この男がどうなってしまうのか想像もつかなかった。
●このロングショットはすごい。どうしてこれがもっと出回っていないのか不思議だ。彼の前に軍全体が待ち構えていたとは全く知らなかった。
●ほとんどの人は、写真が動画から切り出したものであることも知らない。
●欧米出身でありながら何度も北京に行き、この場所を通るときはいつも恐ろしい気持ちになる。メディアから話やイメージを知り、実際にそこに立つと、いつも現実離れした気持ちになる。
●欧米からの旅行者が写真を持っていったりはしないのかい?
●(投稿者)その広場はいつも何千人もの観光者で混雑していて、写真を持っていったところで誰も同じ場所とは気付かないね。どこも驚くくらい中国人で混雑しているんだ。観光地も人で見えない状態だよ。
●よくわからないな。アヒルはどこなんだ!
●天安門アヒル
●↑なんてこった、中国の戦車は水陸両用かよ。
●↑ガチョウあたりが命令を下していると、もっと素晴らしいのだが。独裁者のガチョウな。
●戦車サイズのアヒルをブロックするのがいいのか、それとも……。
中国政府による検閲や隠ぺいにも限界が近づいているように思いますが、果たして中国国民が真実を知った時、どんな結果となるのでしょうか。