日本人なら共感できる?…ウィンブルドンのパンフレットが「イギリス人らしい」と話題を集める
イギリスという国にはいろんなイメージがあるかと思います。紳士淑女、紅茶、天気の悪さ、そして食事のまずさ……。
良いところも悪いところも挙げるときりがありませんが、ちょうど今はウィンブルドンで全英オープンテニスが開催されて、世界中から注目されています。
その会場で観客に配られたパンフレットの内容が、いかにもイギリスらしいと海外で話題になっていました。
一見すると普通のパンフレット。ウィンブルドンテニスのロゴも入っています。
さて、何の案内をしてくれるのかなと思ってよく見てみると……。
なんと「列の並び方の案内」と書いてあるんです。
イギリスではどこもかしこもすぐに行列が出来、それも驚くほど待たされます。そしてそんなことは日常茶飯事ですが、紳士らしく並んで待つのです。
日本も行列好きの国なので、「そんなの当たり前でしょ?」くらいに感じるかもしれませんが、多くの国の人々はそれに慣れていません。そこでいらいらしないように、わざわざ案内が作られたとのことです。
海外掲示板には、「さすがイギリス」と感心したり、からかったりする反応が多くみられました。
●明らかにこれは観光者のためだ。イギリスの子供たちは、この情報を3歳までに自然に学ぶ。
●↑そうだった、歩くことの次に子供が覚えることだった。でもハイハイする赤ちゃんたちまで列を作っているのを見たな。
●僕らは暴動中でも並ぶんだ。
●↑それはスイートだ。
●「自分は英国人だ。並び方は知っているぞ」
●「自分はアメリカ人だ。今すぐによこせ。並ぶことのないように」
●↑どっちかっていうと正しいのは「自分はアメリカ人だ。出来るだけ早くよこせ。ルールは守るので守らないやつを怒れる」だ。さっきのは「自分は中国人だ。列って何?」だろう。
●「自分は英国人で、最近日本に行った。日本人も列の並び方を知っていて、気持ちがよかった」
●↑中国には絶対に行かないほうがいい。(親切な警告)
●イギリスの伝統の中の伝統だ。
●自分はイギリス人だ。でも賛同しないな。ええと、どこの列に並んでクレームすればいい?
●マナーを世界におしつける国イギリス。それも1583年から。
とりあえずいろんな国から意見がありましたが、世界広しと言えども、きちんと列に並べるのは日本人とイギリス人くらいのようです。
そう言えば震災時のときに各地で行列が出来て、「こんなときでも日本人は並ぶのか」と感心されていましたね。
意外な部分でイギリスと日本に相通じるものがあったという発見でした。
Only in Britain will you ever find this!