歩けるようになった!…左足を失ったアヒルに3Dプリンターで義足を作ってあげる
アメリカ・テネシー州の高校で生まれたアヒルのバターカップは、左足が前後逆向きという障害を抱えていました。
飼育が難しいことから支援団体に引き取ってもらうことになり、順調に成長したものの、満足に歩くこともできませんでした。
そこで、3Dプリンター企業である「NovaCopy」の協賛のもと、逆向きの足を切断し、義足を作るプロジェクトが進められることになったのです。
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ヒナ鳥の頃。
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支援団体“Feathered Angels Waterfowl Sanctuary”に預けられてすくすくと成長しましたが、不自由な足を切断して義足をつけることを決断。
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まずは3Dモデリングによって義足を設計。妹のアヒルの足を元にしたそうです。
3Dモデリングの映像はこちら。
Initial quick test of 3D prosthetic foot for Buttercup 1-26-13 - YouTube
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3Dプリンターによって出来た硬いプラスチックでは、歩いたり泳いだりには不向きです。
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そこでこれを元に、弾力性のあるシリコン樹脂による義足の制作にかかります。
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型ができたところ。
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赤い樹脂を流し込み……。
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固まりました。
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抜き取って完成!
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先に滑り止めのキャップをはめて、その上に赤い義足を装着。
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無事に歩くことができました!
歩行時の映像はこちら。
Buttercup's foot is completed and he walks normally for the first time! - YouTube
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お友達(妹?)と一緒。
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歩行は多少ぎこちないものの、歩き回ったり泳いだりできるようになりました。
バターカップの義足プロジェクトの過程はフェイスブックで公開されていますが、7月4日現在で13500人が「いいね!」をしている反響ぶりです。
Buttercup Gets a New High Tech Foot
拳銃の設計図が流出するなどネガティブなニュースも聞こえてくる3Dプリンターですが、こうしたすてきな利用方法が増えるのはうれしいものですね。
A 3D Printed Foot Enables This Duck to Walk Again
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