紙では実現できない、電子書籍ならではの次世代コミック「ReComic」が誕生
電子媒体ならではの特性を活かし、圧倒的な臨場感が楽しめる次世代コミック「 Recomic 」が、電子貸本Renta!よりリリースされました。
静止画ともアニメとも異なる新世代のコミックとは、一体どんなものなのでしょうか。
とりあえず、Recomicがどういうものかわかる概要はこちら。
電子貸本Renta!独自開発、ストーリー体感型"感じる電子コミック"「ReComic」が配信開始! - YouTube
実際に動画で見てみると、なるほど…確かに紙のコミックと比べると、躍動感、臨場感などが格段に増しています。
現在Recomicは、7作品を展開中。実際に紙の本と何が違うのか試せる、無料体験版が公開されています。
Recomic版「ブラックジャックによろしく」を見てみると、ストーリー展開や登場人物の心理的な動きに合わせて、コマやセリフにアニメーションや色、視差効果などの演出がプラスされていて、迫力が倍増しています。
しかし元々静止画だった原作からこれだけの動きのある演出を作り出すとは…これを作ったスタッフの情熱が半端じゃない…!
また一見動きがないように見えて、さりげなく時計の針が動いていたりと、細かい部分の作り込みがまた凄い…!
要所要所でアニメのような演出がありつつ、しかし紙のコミックのように自分のペースで読み進められるのは何とも新しい感覚ですが、アニメと本のいいところをバランス良く取り入れた、電子媒体ならではの新形態としてはかなり良さそう。
またコマ割りも電子版向けに最適化されているので、タブレットやスマートフォンでより楽しみやすくなっているのもポイント。紙をそのまま取り込んだ電子書籍では、見開きページが残念だったりしましたが、Recomicはそういった部分も上手く解消しているようです。
ちなみに「ブラックジャックによろしく」の原作者である佐藤秀峰先生から、こんなコメントが寄せられていましたが、うーん、確かに…!
もしかすると将来的には、こうした動きを考慮した作品が一般的になるのかもしれませんね。
初の「ReComic」作品は7タイトル、無料作品も公開
ちなみに
現在Recomicは7作品。その中の1つ、「ブラックジャックによろしく」の1話は無料公開中で、紙のコミックとどう違うのか実際に試すことができます。
また「デビル・サバイバー2」「琴浦さん」「わるいこと」「しばいぬ子さん」「深紅のエスカ」「誰かが殺しにやってくる」など他6作品でも、無料サンプルを公開中。
マンガとも動画とも違う、新たなスタイルであるRecomicは、一度体験してみる価値アリですよ。