「その発想はなかった…」と感心されていたクリエイティブな本の売り方
本を選ぶ時、どうしていますか?
好きな作家ばかりだとか、お決まりのジャンルだとか、つい手堅い選び方をしてしまい、食わず嫌いになってはいないでしょうか。
そんな人が新しい本にめぐり合えるよう画期的な売り方をしている本屋さんがあると、海外サイトで取り上げられていました。
それがこちら。シンプルな茶色の包装紙で、全体が包んであります。
これでは、ちっともどんな本かわからない……と思うでしょうが、そこは一応、タイトルや著者など最低限の情報は記されています。
さて、これにはどんな意図があるのでしょうか。
本が並んだボックスにはこう書かれてあります。
「カバー(表紙)で本を決めつけていませんか?
もうそんな心配はいりません!
本と、ブラインド・デートをしましょう!
中身を判断できるものは少しの単語だけです。
これは新しい本に出会うためなのです。
幸運を!」
何の本か隠されているだけだというのに、「本とデートする」という魔法の一言が、なんとも文学的であると読書好きたちの心をキャッチしたようです。
日本でも、本の冒頭文だけが書き込まれたカバー(表紙)をつけた売り方が話題になったことがありますが、いろんな工夫を考えるものですよね。
人気のない本をさばく目的だと困りますが、たまには普段読まないような本に挑戦してみるのも面白いかと思います。
This bookstore is getting creative.