泥棒が写真を掲載した新聞社に「人権侵害だ!」とクレーム…それを見た母親にしかられる
犯罪で有罪判決を受けたならば、そこは(冤罪でない限り)反省してほしいところなのですが、イギリスで新聞に載ったことを人権侵害だと騒いだ泥棒がいました。
ところがそれを見た母親が、激しく叱りつける展開となっています。
チャーリー・クーパー(20歳)は、酒や麻薬代のために、1500ポンド(約23万円)相当の宝石類を女性宅から盗んだ罪で逮捕されました。
ケント州カンタベリー裁判所から有罪判決を受けたクーパーは、裁判所前で写真を撮られ、写真入りで新聞に掲載されました。
すると、その掲載記事を見たクーパーは写真を添付し、新聞社へ人権侵害であるとクレームのメッセージを送ったのです。
その内容は、
「自分のしたことが悪いことはわかっていますが、私に対して写真を撮っていいかの確認や新聞に掲載していいかの確認はありませんでした。公共の知る権利があるのもわかりますが、自分にも人権があり、それを侵害されました」
これと同じ内容の文を自身のFacebookページにも掲載し、新聞社に謝罪と慰謝料を要求したのですが、それに気づいた母親がしかりつける展開になったのです。
母親のテレサさん
「裁判所からきちんと許可を取ってさえいれば、新聞社はおまえの許可などいらない」
クーパー
「許可はいるさ。オレは写真は撮られたくないからな」
さらにテレサさんは
「(もう撮られたのだから)今となっては遅い。被害者も宝石は盗られたくなかっただろうけど、もう盗られたんだしね」
とりあえず母親は、かなりまともな人だったようです。
インターネット上でこうしたやり取りが起きて、衆目にさらされてしまうのが今の時代らしいと言えます。
Thief told off by his mum after claiming his human rights were breached