「先生たちに質問:今まで授業でうっかり発言して後悔していることはある?」興味深い回答いろいろ
教師と言えども人間、もちろん完璧ではないので、発言でミスをしたり、指導のしかたを誤まることだってあります。
海外掲示板で学校の先生たちに向けて、こう質問されていました。
「クラスのみんなに偶然言ったことで、後悔したことは何ですか?」
興味深い回答をご紹介します。
●「どこの席に座ってもいいよ。君らを信用する」
●4年生を教えていた時があり、特別な補聴器を付けた難聴の子がいて、私の首からかけていたマイクから声を拾っていた。普段はつけたり消したりをきちんとしていたが、時々忘れることもあった。
ある日教室の子たちに対していらただしく思ったときに、自分の気持ちを静めるために教室の外に出て、壁に頭を打ち付けながら静かに外にぶちまけた。「あのバカなくそガキたちめ、そのくそ頭を両側から打ち付けたい!」(もちろん本当にそんなことは思ってはいない)
それから深呼吸して教室に戻った。するとその小さな子はこっちを見て笑って、ウィンクをした。彼は誰にも言わなかった。クールな子供だった。
●彼女が先生をしているが、13歳を受け持っていて面白いストーリーがいろいろとあるよ。ある日男の子が定規で机をうるさく叩いていた。普段彼女は態度の悪い生徒を普通に教室の外に追いやるが、そのとき「ジェイムス、廊下で定規を叩きたいの?」と言ったのをすぐに後悔する羽目になった。教室は笑い声でいっぱいになったようだ。
●高校生に3D動画を教える授業で、「このプログラムは、昔はテレビゲームなどを作るのにも使われた」と言ったら、大失敗だった。
●小学校3年生の子たちに文学のジャンルについての授業をしていた。そのときつい、「ファンタジーというものは作られたもので、実際には起こりえないことなんだ。サンタクロースのようにね」と言ってしまった。すると生徒の一人から「ぎゃっ」という声が聞こえ、一人の子は「ううん」と言った。自分がその神秘を取り上げた大人になってしまった。
●セキュリティの厳しい青少年の拘留所で英語を教えたことがある。そこには13〜17歳がいて、麻薬取引や、武器所持、婦女暴行に殺人まで、いろんな刑の子供がいた。軍でのPTSD(心的外傷後ストレス障害)について扱った。幾人かの子供たちの家族や親せきの中に軍に兵役した人もいたことと、自分に軍で勤務している友人がいたので、うまくつなげられると思ったからである。
最初の2クラスはスムーズに行ったが、最後のクラスでかなり困難に陥った。
自分「誰か家族や友達で、軍にいたという人はいませんか?」
沈黙
自分「じゃあ、誰か友達の家族で軍にいたという人を知っていますか?」
沈黙
自分「誰か軍にいた人が知人にいる人を知っていますか?」
沈黙
ここでいらだって、子供たちとなんとか関連付けしたくなって、こう言った。
自分「誰か、このクラスで人を殺したことがある人を知っている人はいますか。」
するといきなり、
「8人くらいこのクラスにいるけど……」と声が上がった。
気まずい沈黙が流れた。
●高校のときにポーキーという名前の生徒がいた。彼がマリファナをする子だと学校の誰もが知っていた。
ある日、科学の教師がポーキー以外のみんなが落第だとすごく怒っていた。怒鳴って「ポーキーみたいにマリファナすればいいのよ。彼だけが合格だったんだから」と言った。
●僕の先生は、「あなたたちが話すのをやめないなら、先生も教えるのをやめる」と言って後悔していた。
●うちの歴史の先生はぼくらに「サムライ」について教えるとき、「セップク」のことを「ブッカケ」と呼んでいた。
●日本で小学6年生に英語を教えていたことがある。ちょっとしたゲームをしていて、自分が言った体の部分をさわるということをしていた。(膝をさわる、まゆげをさわる、目をさわるなどのように)
そして思いつかないときに、“Touch your CHIN”(あごをさわる)と言った。「ちん」という言葉に反応して男の子たちが笑い、みんな股の下をつかんでいた。
人間誰でも失言することはありますが、学校の先生は、うっかりミスが致命的になることが多い職業のひとつのようです。