タイの村を撮影しにきた「Googleカー」がスパイと疑われ拘束…仏像の前で潔白を誓わせられる
Googleマップのストリートビューを撮影するために、世界各国の道路をカメラを搭載したGoogleカーが巡回していることは、今や多くの人が知るところです。
しかしそうした知識は、世界中のどこでも通用するとは限らないようです。
タイの村を撮影しに来たGoogleカーの運転手が、政府のスパイと疑われて村人らに拘束されたというニュースがありました。
タイ北部プレー県のBan Sa-iap村では、ダムの建設の件で政府ともめていたという事情がありました。
そこへGoogleカーが撮影しにやってきたことから、村人は政府のスパイではないかと勘繰り、運転手を取り囲んで拘束したようです。
村を調査しているわけではないと説明するGoogleカーの運転手に対し、村人らは仏像の前でスパイではないことを誓えと迫りました。
運転手によると、「仏像の前で嘘をついた者は1週間以内に不幸が訪れる」といった内容の脅しも受けたとのことです。
後に誤解が解けると村人たちは謝罪し、今後はGoogle社の人々を快く受け入れると伝えています。
Google側は、思いもよらぬチャレンジに遭遇するのは時折あることだと言い、そして現地の法律に合わせる意志があると述べています。
Googleカーを見かけると、わざわざ写りたがる人もいるほどですが、歓迎されるかどうかは地域によって大きく異なるようです。
Google Street View driver made to swear on statue of the Buddha that he was not a spy