「今日ネットで食料品を注文しようとしたら、おかしな表示になっていた」
後払いの仕事には、ちゃんと支払われるかという心配が常についてまわります。
めったなことで問題は起こらないものと願いたいところですが、実際に不払いの問題が起きたなら、どんな行動をとるでしょうか。
とある海外の食料品を扱うネット通販サイトが、変なことになっていると話題になっていたのでご紹介します。
「このWEBサイトは、サイトオーナーからWEBデザイナーへの支払いが滞ったため、ダウンしています」
と、こんな付箋紙のデザインで注意書きが。
事情は想像するしかありませんが、依頼主が約束通りに支払わなかったために、WEBデザイナーが抵抗としてこのような強硬策に出たのでしょう。
実際のところ、WEBデザインの報酬は後払いであることが多く、似たような問題は結構起きているとのことです。
この件に関する海外掲示板のコメントをご紹介します。
●自分がWEB開発者を続けなかった理由がこれなんだ。
●WEBデザイナーとして10年ほどフリーランスをして学んだことは、大きな会社の経営者を含む大半の人間が、有能なバカということである。
●全員がこんな風に思ってるんだ、「デザインは自分でも出来るので、テクニカルな部分を手伝ってもらうだけ」と。そしてその誰もがまともなデザインの半分も出来ないどころが、どうしたいかさえわかっていない。それでぼんやりした提案を出してくる。「もっとプロフェッショナルに見えるように」とか、「ここはハッキリ」、「ここはソフトに」とかね。そこで、「どういうのがプロフェッショナルで、どういうものがハッキリなのか」と尋ねると、まず彼らがわかっていない。
●↑「もっとかわいいフォントで、もっと明るい色で、そして子猫でも入れて、そうだ全員が子猫を好きなんだ……」
●自分のビジネスを窮地に追い込められる相手に、報酬を払わないのは賢いやり方ではないな。デザイナーはスタイルシートも壊せるしね。
●↑そう考えるとスタイルシートの部分はおもしろいな。コードの書かれた行に1文字加えるだけで、サイトがめちゃくちゃになる。
●↑しっぺ返しを食らう可能性がある危険な行動だな。
●このやり方だと、ビジネスオーナーが売り上げの損失などを理由に訴えてくる可能性がある。WEBデザイナーには支払いが遅れていただけと言い訳できるしね。他の人も言ってたようにスタイルシートを壊すだけでもよかったかもしれない。このやり方だとビジネスを故意に止めているのが明確だ。
●押しピンがきっちり紙に押されていないことが気になる。
●↑言われなかったら気づなかったものを……。
●↑これはポストイットだから、ピンで留める必要がないんだ。
●25年ほどフリーランスをしているが、こういうことをしてクライアントから自分を保護できると思ったら大間違いだと声を大にして言いたい。ちゃんと契約書があっても裁判費用を考えると終わりだ。クライアントが支払わなかったとき最優先するべき戦略は、どこまで割り切れるかということで、経済的に大丈夫な線引きを見極めることだ。
たとえば3分の1ずつ請求していって、少なくとも3分の2は手に入るようにする。最後の3分の1はルイジアナの格言にあるように、おまけと考える。
●こういうのを見て以前は笑っていたが、自分の友達で逆の立場のケースがあった。
WEBデザイナーが毎月のように「ホスティングサーバー代」を請求していたのだが、WEBサイトは何年もデザイナーのサーバーを使用していなかったんだ。
友人は別のWEBホスティングサーバーにも支払っていた。自分がいろいろ調べたところ、ぼったくられていることもわかった。それで友人がデザイナーに、もうサービスは必要ないと伝えると、このデザイナーはサイトのすべてのファイルを削除して「この会社は閉鎖しました」と表示した。全てを元に戻すのにかなり時間がかかったよ。訴訟するように友人に勧めているくらいだ。
報酬を支払う側と受ける側では、なかなか意見が合わないのは他国でも同じようです。
仕事を請け負う前に、しっかりと契約の確認や取り決めをしておくことが大切ですね。
So I tried to order groceries online