「94歳のおじいちゃんから、こんな名刺をもらった」粋だと感心されていた内容は…
94歳の名刺と聞いて、どんなものを想像しますか?
高齢化が進み、老人のありかたも問われる時代となってきましたが、海外で「94歳のおじいちゃんから、こんな名刺をもらった」と話題になっていました。
一見すると普通のビジネス名刺のように見えますが、よくよく内容を見てみると……。
ビジネスなし、計画なし、金なし
トラブルなし、職なし、心配なし
ロイド・○○○○ 定年退職者
アポなしで、いつでも訪問してください
誰かに怒ることなし、営業なし
以下のスケジュールに空きあり
ぶらぶらする、だらだらする、釣り、狩り、
ゴルフ、コーヒーのお供、助言
多くは与えられないですが、こちらも多くを必要としません
要は、話し相手や友達を求めているわけですが、ユーモアや優しさが各所に散りばめられています。
いきなり94歳のおじいちゃんから名刺を渡されたら面食らいそうですが、こうした内容であれば、もらった相手も微笑ましい気持ちになりますね。
この名刺に対する、海外掲示板の反応をご紹介します。
●その歳になったら、これくらい粋(いき)でありたい。
●自分は4分の1の年齢だけど、こんな風に楽しんでいると思えない。
●↑楽しんでいたら、そんな名刺は作らないと思う。きっと孤独なんだよ。
●↑(投稿者)いや違うさ、孤独じゃないよ。いつも芝を刈っていて歩きまわり、歳を重ねたことを楽しんでるさ。
●その名刺を見て、歳をとるのも楽しいのかもしれないと思った。
●人によっては2度目の青春だよ。プロとしての責任はもうないからね。友達と過ごして、ひなたぼっこするんだ。
●釣りに一緒に行きたいと思った。
●船に乗らせたり降ろしたりするのが大変そうなので、自分はぶらぶらや、だらだらや、コーヒーのお供でいいや。
●きっと仲間が欲しいんだろう。おそらく仲間たちは死んじゃったろうから。そう考えるとちょっと悲しい。
●今から40年経って、誰も定年というものがなくなるとき、この名刺は歴史的なものとなるだろう。
●うちのじいちゃんはよくこう言うよ、「もう青いバナナを買うこともできないんだぞ」って。言うたびに笑える。
どうせ歳をとることが避けられないのなら、このように前向きでありたいものですね。自分も周りも楽しくなる手法は大いに参考になります。
94 year old man down the street handed my dad his business card this morning