ドコモ逆転なるか…?京浜東北線の全駅で、iPhone 5s,5cはドコモ、au、ソフトバンクのどこが速いか比較してみました
新型 iPhone 5s と iPhone 5cによる、
山手線
、
中央線
でのスピードテストにおいて、堂々の二冠を勝ち取ったau、そして2路線でまさかの連続最下位となってしまったドコモ。
しかし今までテストをした山手線、中央線はあくまで東京都内の路線。そこで今度は、埼玉県、東京都、神奈川県を縦断する、 京浜東北線、根岸線 の 大宮ー大船間にてスピードテストを実施 してみました。
ドコモは汚名返上なるのか、そしてauは三冠を達成するのか…?
検証方法
今回の検証では、ドコモ、au、ソフトバンクのiPhone 5cにて通信速度計測アプリ「RBB TODAY SPEED
TEST」を使用し、下りの速度を計測します。(サンプルが多いため上りまでは集計できませんでした)
計測は9月29日12時20分頃から、 京浜東北線の大宮駅から大船駅までの計46駅 において、停止してドアが開いた時点、及び駅を出発し次の駅を案内するアナウンスが流れた時点で速度を計測、計91サンプルを集計します。
他の路線の計測結果はこちら。
→山手線編
→中央・青梅線編
→京浜東北・根岸線編(この記事)
見どころ(おさらい)
今回のiPhone 5s,cは、800MHz帯…いわゆる プラチナバンドLTEに対応 し、前機種のiPhone5よりも多くの電波を掴むことができるようになりました。
プラチナバンドLTEの各社の基地局数は、 ソフトバンクが0局 (※プラチナバンドは3G用)、 ドコモが約2,000局 なのに対し、 auが約32,000局と圧倒的 (2013年9月30日時点)。auはこの32,000局のネットワークが新型iPhoneから利用できるようになったことで、iPhone 5に比べて品質が大きく向上することが期待されています。
しかしソフトバンクもイー・モバイルとソフトバンクの両方の帯域が利用できるダブルLTE対応により、理論上高速化が期待されています。ただしプラチナバンドではないため電波の回り込みは劣り、建物が激しく入り組む地域ではどの程度の結果を出せるのかが興味深いところです。
勝率では3路線でauが三冠達成、回線速度はソフトバンクが僅差で1位に
さて、実際にすべての駅で計測してみると、次のような結果になりました。
まずは高速(10Mbps以上)で通信できた割合を集計してみると…
最も高速で通信できたサンプルの割合は、 1位がソフトバンク、2位がauと、2.2%の僅差でソフトバンクが勝利! 山手線、中央線ではauに負けていたソフトバンクは、京浜東北線にて僅差ながらも名誉挽回という結果となりました。
しかし残念ながらドコモは、10Mbps超を出せたサンプル数は39.6%と相変わらずの半数以下という結果に。
また区間ごとの1位獲得数では、 トータルで半数以上となる50.5%で、auがトップを取り 、これでauが3路線で三冠を達成。やはり、プラチナバンドLTE対応による恩恵はとてつもなく大きかったようです。
山手線、中央線、京浜東北線での計測結果まとめ
さて、新型iPhoneの発売から3路線で通信品質の比較を行ってきましたが、これらの集計結果を全てまとめてみた表がこちら。
3路線を通じて測定した結果を見ると、2013年9月時点ではauが圧倒的に優位となりました。老舗ドコモが想像以上に結果が芳しくなかったのは予想外でしたが、これからの挽回に期待したいところですね。
また京浜東北線での各駅での詳細な計測結果はこちら。
※港南台-本郷台区間は、トンネルのため全キャリア通信不可でした。
iPhoneを買う時の参考になれば幸いです。
他の路線の計測結果はこちら。
→山手線編
→中央・青梅線編
→京浜東北・根岸線編(この記事)
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