南アフリカではデータをハトで運ぶ方がインターネットより速かった…IT企業が実験
日本ではインターネットのブロードバンド回線が当たり前になりましたが、世界では名の知れた都市でもまだまだスピードの遅い地域が多いようです。
インターネットの遅さに悩まされている南アフリカのIT企業が、伝書鳩とネット回線のどちらが速いのか、80km離れた距離で実験してみたそうです。
その結果、ハトのほうがぶっちぎりで速いという結果になりました。
今回の実験で使われた伝書鳩は、11カ月になるウィンストン。
4GBのデータを載せたmicroSDを脚に装着し、ピーターマリッツバーグから海岸都市のダーバンまでを届けさせたところ、移動にかかった時間は1時間8分で、データ転送までを含めた総所要時間は2時間6分57秒でした。
さて、一方のインターネット側ですが、使用したのは国内主要のADSL回線。同じ時間が過ぎた時点でのデータの転送はわずか4%だったそうです。
この実験を行ったIT企業は11の支店を持ち、支店同士でデータのやりとりをすることもあることから、常々回線の遅さを嘆いているとのことです。
アナログ中のアナログとも言える伝書鳩にスピードで負けたとあって、海外掲示板も盛り上がっていました。
●しかし鳥ベースのインターネットは、猫信仰の未来からするときっと悪いニュースだ。
●↑ハト信仰だって必要だ。
●↑カナダの自分も、ダウンロード速度は60〜80kbpsが平均だ。しかもそれほど田舎でもないところで。
●↑それはひどいな。Google Fiber(アメリカで実施されている実験的なブロードバンドプロジェクト)がキリストのように思えてきた。全く何もないないところに救世主がやってくるような希望だ。
●ハトだと配達の遅延がひどそうだ。
●荷物を落とすとか。
●糞とか。
●「テープのバックアップをいっぱい積んだステーションワゴンの帯域を過小評価してはいけない」ということわざがあったな。
●少なくともハト・ネットワークが途中で攻撃されると高くつく上に目立つ。
●↑何百万も飛ぶようになれば一羽くらい途中で遮られても誰にも気づかれない。
●でもこれはいろんなものがネットより速いことを適用できるよ。40TB/sの速度のISPなんて聞いたことがないが、HDDをリュックにつめて移動すれば済む。
数十GBもあるゲームをダウンロード販売するほどインターネットも速くなりましたが、それはあくまでネット環境に恵まれたところでの話。
日本のようなネット環境は、海外の多くの地域から羨望されているようです。