さすがの説得力…その道のプロたちが教えるアドバイスいろいろ
自分の職業や業界については深い知識を得られますが、それ以外の知識はなかなか入ってきません。
もしそれぞれのプロからアドバイスを聞けたなら、生活にいろいろ役立つのではないでしょうか。
海外掲示板に、
「あなたの職業に関することで、何かひとつアドバイスすることはありますか?」と投稿があり、その道に携わる人々が回答していました。
●ボクサー兼コーチより。
もしケンカに巻き込まれたらパンチは真っすぐ前に入れろ。円を描くようにワイドなのはダメだ。
●ヘルス&フィットネス・スペシャリストより。
燃焼させるより多いカロリーを摂取すると体重が増える、摂取するより多いカロリーを燃焼させると体重が減る。
●ゲーム・テスターより。
給与は悪く、飽き飽きして死にそう。しかもゲームが売りに出されたら仕事もなくなる。ゲームを楽しむのをやめたいという人には、ゲーム・テスターをお勧めする。
●パーソナル・トレーナーより。
良い体つきを得るために、簡単な道はない。
●救急医療士より。
頼むからウソをつかないで欲しい。麻薬をしているか、妊娠しているか、数杯飲んだのか、それが何であっても正直に言ってもらいたい。そうでないと正しい治療ができないし、君らを死なせる可能性がある。助けるために聞くのであって、それだけなんだ。
●大きなトラックの運転手より。
前に割り込むな、でないとすぐには停まれないので殺してしまう。
●救急医療士より。
どいてくれ!
●老人ホームの介護師より。
おばあちゃんを訪ねてあげて。衣類とか彼女の喜ぶものを持ってきてあげて。家族なのだから。難しいことではないはず。彼らは愛情や敬意を今まで以上に必要としているから。
●リクルーターより。
自分の分野で働き続けろ。職を失ったら起きている間はすべて、問い合わせや電話を使って仕事を探すんだ。仕事をしていない時間以外になくすものもない。必死さを出すな、好奇心があるようにしろ、受身になって、だが自分に良いかどうかの疑問も持て。履歴書は普通に。変わったフォーマットを使うな。標準で。
●兵士より。
戦争の話をする奴は、おそらくあまり何も経験していない。何も話をしない奴はたぶん何かを見てきている。
●科学者より。
正直に言うと、自分らも何をしているのかよくわかっていない。
●消防士より。
火は熱い。
●建築士より。
壁の後ろにはだいたい落書きがされているものさ。
●ITサポートより。
聞かれる大半のことは実はわからない。そのためGoogle検索している。
●ITサポートより。
指示されたことはそのままして欲しい。エラーメッセージを読めと言われたら、勝手に言い変えないこと。
●ITサポートより。
電話してくる前に再起動してくれ。
●弁護士より。
「ボディチェック・所持品チェックに同意しません」これを覚えよ。
●ピザのデリバリーより。
玄関に出てくる前にパンツを履いて欲しい。
●考古学者より。
みんなが恐竜を掘り起こしているわけではない。
●建築関係者より。
家は内装より前に屋根を直すべし。もし雨漏りが壁を伝うようなら、小さな穴を開けてそこから水がはけるようにして、広がるのを抑えよう。
●弁護士より。
もしトラブルに巻き込まれたら証拠を集めること。
裁判で証言はあまり意味を持たない。実際に何が起こったかではなく、証拠が不足して裁判に負けることもある。依頼人が善良で疑いの余地なく正しい人でも発言のみでは証拠が足りずに負けることがある。そうならないよう、問題が起きている間に証拠集めをしなければいけない。書面のものを自分のも含めて作っておく。メモだっていい。それに日付けを添えて引き出しに入れる。それでも全く何もないよりはましだ。時が経つと記憶も薄れる。メモを取ったり書いておく。それがいつか役立つことがある。
●錠前屋より。
ほとんどの鍵は複雑ではなく、あなたの大事なものを守ってはくれない。ピッキングはとても簡単で、8歳の子にさえ教えることが出来る。
●清掃業者より。
店で売っているような消毒液を使用しても、血液から発生する病原体は殺菌してくれない。触れたところは漂白しなくてはならない。
●野生動物の保護に携わる者より。
ヒナを触って巣に返してやるのは問題ない。鳥はそれほどにおいに敏感ではない。人のにおいがヒナについても親鳥は拒否はしない。
●↑しかしながら、赤ちゃんウサギはそっとしておかなければいけない。
●幼稚園の先生より。
あなたの子供はあなたのことを言いつけています。普段の会話の中で細々したことを口を滑らせています。たぶん私たちがご両親について何も知らないでいることをお望みでしょうが、「パパは悲しいの」だとか、「家ですることはテレビ見てるだけ」とか、「ふたの付いた衣装ケースで遊んだらダメってパパとママが言うの。パパとママのおもちゃが入ってるんだって」とか、そう言ったことです。両親の癖や問題点まで話しています。
ひどい親であることを見せ続けない限りは、私たちにはどうでもよいことですが、子供たちが私たちに話す理由は以下の通りです。
1.私たちを信頼して、安心している。
2.何か大事な情報を、どうしても明らかにしたい。
3.大人の行動の意味を、子供ながらに理解したい。
もちろん子どもたちが嘘を言うこともあります。ですが子供たちをよく観察していれば、何が嘘かよくわかります。
●学校のカウンセラーより。
子供が落ち込んだりして「消えてしまいたい」とか「自分の人生がいやだ……」とか言い始めたときは、注目を浴びたいからではない。話をして、心配ならカウンセラーにアドバイスを求めるとよい。無視したり言い訳したりしないように。
●足専門の治療者より。
糖尿病にかかってはいけない。
●馬の調教師より。
馬は犬とはちがう。1つの間違いで死に至る。
●パイロットより。
エンジンは飛行機を飛ばすのに必須ではない。エンジンなしに完全に飛んでいられる。多くの人がエンジンが止まると墜落すると思っているようだ。全ての飛行機はグライダーのように滑空できる。飛行機によってしやすさは違う。だが全部できる。エンジンが飛行機を飛ばしているわけではない。上昇させる、スピードや高さを保つくらいだ。
●グラフィックデザイナーより。
スペルチェックを使ってくれ。とにかくスペルチェックだ。
●心理療法士より。
自分が大事と思うことで満たされた暮らしをするのに、誰かの許可なんていらない。そして自分自身の許可も。幸せとは傷みがないという意味ではない。自分の好きなことをするために、痛みの部分も受け止めるということなんだ。
●大学教授より。
我々は成績をドラマチックに誇張させている。高学歴がビジネスとなってきているので、我々は客(学生)をハッピーにしなくてはいけない。なにしろ我々の70%はパートタイムで、瞬時に首が飛ぶ。
●映画製作者より。
常にワン・テイク余分に撮影しておこう。
●写真家より。
たまたま近所に住んでいたとか知り合いだったからと言った理由で、君らの結婚式の写真を無料で撮ったりしません。
●葬儀屋より。
火葬したあと、ふたを開けてたまった灰を集めて骨壷に入れているわけではない。人が火葬されると肉体は骨となり、その骨をグラインダー(すりつぶす機械)に入れる。つまり遺灰と呼ばれているものは実際には灰ではなく骨なんだ。
●↑付け加えると、骨壷に入れる前にはかなり分厚いジップロックか、よじるタイプの袋に入れられていて、きっちりタグも付いている。よく映画にあるような誰かが骨壷を倒して灰がそこら中に飛び散ってしまうとかは起こり得ない。毎回その場面を見るとイラッとする。
●電気技師より。
もし電気ショックを受けたら、すぐに医師に診てもらおう。数時間とか数日後に急死することがある。心臓が止まることがある。それを知るには医者に行って心拍数が乱れていないかなど診てもらう必要がある。しかもそんな強いショックじゃなくてもだ。
●プロの動物トレーナーより。
動物のトレーニングテクニックはまわりの人間にも使える。驚くほどの結果が出て生活がしやすくなる。
納得したり感心したり、その道のプロの言うことだけに説得力がありますね。
各業種から1つや2つずつ学んでいけば、生活が改善されるのではないでしょうか。
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