フワフワで暖かなあの毛糸…どんな動物のものか知ってる? 7種のまとめ
肌寒い季節になってくると、天然の毛糸のありがたみが増してきます。
動物繊維もいくつか種類がありますが、羊やアルパカといったメジャーなもの以外は、意外とイメージしにくいのではないでしょうか。
よく目にする暖かい毛糸がどんな動物のものなのか、7種のまとめをご紹介します。
1.
アルパカの毛糸。
ご存じ、もふもふした不思議な生き物。
いろんな毛色のアルパカがいますが白色以外は染色しにくいことから好まれず、他の色は絶滅の危機にあります。
最高級品質とされるのは生まれて初めて刈ったベビーアルパカと呼ぶとのこと。
2.
アンゴラの毛糸。
トルコ原産のアンゴラウサギ。
ウールの7倍暖かいそうです。
3.
モヘヤの毛糸。
トルコ原産のアンゴラヤギ。
ウールに比べ、ちくちくした肌触りがないのが魅力。欠点は抜けやすく、静電気が起きやすいこと。
4.
カシミアの毛糸。
中国北西部やネパール原産のカシミアヤギ。
毛が細く密度が高いが軽く、暖かく、上品な光沢もあり肌触りが良いとされ、その高価さもあいまって「繊維の宝石」とも呼ばれています。
5.
キヴィアック。
北米や北欧原産のジャコウウシの産毛。カシミアよりなめらかで細く、光沢があります。氷河期から生き残った最大の草食動物。
6.
キャメル。
中央アジア原産のフタコブラクダ。
太くてコシがあることから、コートや毛布などの高級素材に使われています。
7.
ウール(メリノ種)の毛糸。
メリノは優れた品質の羊毛を最も多く産出する、羊の代名詞的存在。
スペイン原産で、羊の中でも例外的に多くの羊毛を生む品種だそうです。
どれも暖かそうでニットの服が着たくなってきますが、天然の獣毛となると高価でなかなか手を出せないのがつらいところ。
毛が伸びるまで待ったり、抜け落ちたものを集めたりと、その苦労や手間を考えれば致し方ないところですね。
Here's To The Amazing Animals Who Give Us Yarn