世界初、犬が操作できる洗濯機がイギリスに登場
体の不自由な人が暮らしやすいように日本でもバリアフリーが推進されていますが、福祉先進国であるイギリスでは、さらなる工夫が進められています。
なんと障害者を助けるため、犬が操作できる洗濯機 “Woof to Wash”(ワンと洗濯)が開発されました。
この洗濯機はイギリスの洗濯機製造業者「JTMサービス」が開発したもので、世界初の犬による操作が可能な洗濯機だそうです。
一番の特徴は、犬の吠え声で電源が入ること。
もちろんこの操作に訓練は欠かせませんが、もともとトレーニングを受けた介護犬は、シーツをはがす、洗濯物を拾う、着替えを手伝う、緊急時には緊急連絡の発信、洗濯機へ洗濯物の出し入れなどが可能でした。
しかしながら、この洗濯機が開発されるまでは、洗濯機の電源を入れることは出来なかったのです。
洗濯機にはマイク機能と犬の足用ボタンが加えられ、犬の吠え声を認識します。また、足でボタンを押すとロックが解除され、ロープを引っ張ることで洗濯機を開くことも出来るようになりました。
開発者のジョン・ミドルトン氏によると、手を使うのが困難な人や、自閉症・学習障害を持つ人にとって、現代の洗濯機の設定は複雑すぎることから、プログラムが1つだけのシンプルな洗濯機の需要があったそうです。
ある時チャリティで訓練された犬が介護をしている姿を映像で見て、犬が操作できる洗濯機の開発を思いついたとのことです。
特に障害の重い利用者には助けになることから、特別な注文にも対応する予定だそうです。
映像は以下よりどうぞ。
Woof to Wash 1 - YouTube
Woof-operated washing machine will help people with disabilities