中国の肺ガン死亡率、この30年で465%も増えていた…海外の反応
中国の大気汚染がたびたびトップニュースになっており、北京ではこのクリスマスもPM2.5(大気汚染物質)の濃度が最悪レベルを観測したと、海外メディアが報じています。
急激な環境悪化によって、健康被害にどう影響するのか不安視されていますが、すでにこの30年の間にも、肺ガン死亡率が465%も増えていたことが明らかとなりました。
Lung cancer: A cloud on China's polluted horizon - latimes.com
1970年代には、肺ガンによる死因は60代の喫煙男性の割合が圧倒的でしたが、近年は10〜20代の非喫煙者の患者が急増しています。
全体では喫煙量が減っているにもかかわらず、肺ガン発症率が爆発的に増えており、その原因が大気汚染ではないかと疑う医師が増えているようです。
また、2002年と2011年の北京を比較しても、10万人あたり39.6件から63件に増えたと言い、さらに中国全体を経済や産業が盛んになった過去30年まで拡大してみると、肺ガン死亡率は465%も増加しているとのことです。
この現状に対する、海外掲示板の反応をご紹介します。
●中国に絶対に行かないという理由は、これ以上必要ないんだが、また増えた。
●↑もう一つ理由をあげるよ。
(地溝油 - Wikipedia
地溝油とは、中国で社会問題化している再生食用油のこと。工場などの排水溝や下水溝に溜まったクリーム状の油を濾過し、精製した安物の食用油脂。 日本では下水油と紹介されることも多い)
●製造業に事実上何の制限もない国で、すべての工場地区で汚染しまくってるところで、ガンの問題? そりゃ大変だ……。なにがどう新しい問題だと言うのか。
●汚染に国境はない。いい加減にしてくれ中国。(by 世界)
●↑それに1980年代の中国は、かなりの人々が貧困で医者に行けず、「原因不明の病気」で亡くなっていった事実もある。そのため肺ガン死亡率の記録は実際より少ないはずだ。
●中国全体で生活が向上したと共に、喫煙の量もかなり増加しているよ。昔は喫煙と飲酒は贅沢な嗜好品だったのが、そうではなくなってきたからね。
●↑いやいや、中国は常にヘビースモーカーだったよ。40年前の中国行きの飛行機では、たばこが無料で配られていた。ホテルの部屋にも無料でついていた。歴史的にもかなり喫煙大国だよ。
●↑8歳でガンになる子はどうなんだ。喫煙していたとして7年しか吸えないだろ。
●驚くことに中国人の50%が喫煙者だそうだ。
●↑喫煙のほうが大気汚染よりましということか。
●西欧社会では1800年代と1900年代に汚染をもたらしていただろう。今は中国の番なんだ。
●誤解を招く統計でもある。肺ガンの死亡率はアメリカでも上がっているよ。中国は汚染がひどいかもしれないが、それでも喫煙が肺ガンの一番の原因だよ。
●栄養失調や病気、事故で亡くなる子が減っているということだな。
●↑寿命が延びて、ガンで死ぬまで生きるようになったってこと。
●きっとその代わりに、餓死者が13,000,000,00%減ったんだよ。
統計の数字に関しては様々な見方があるようですが、若年層の患者が増えているのが気がかりです。
ここ最近の異常な大気汚染が及ぼす影響は、もうしばらく経たないとわかりませんが、想像するだけでも恐ろしい気がしてなりません。
In the last three decades in China, deaths from lung cancer have risen 465%.