30年経った今でもインパクトがあるポルシェの広告
広告はインパクトが重要で、良いところをいかにしてアピールするを求められますが、1983年のポルシェの広告が秀逸であると、人気を呼んでいました。
どんな広告なのかご覧ください。
「誰も完璧ではない」
というキャッチフレーズとともに、その下には1983年の「ル・マン24時間レース」の結果が記されているだけです。
その結果というのが……。
1位からほぼ全車、ポルシェが飾っています。
2位、3位とずっと続き、ようやく9位まで来たところで、ザウバー/BMWとなり、また10位はポルシェ。
なるほど、この9位のために「誰も完璧ではない」と言うキャッチフレーズのようです。
確かにすばらしい偉業でありますが、自分でそれを言っちゃいますか! でもここまで堂々と自慢されると清々しいというか、粋に思えるから不思議です。
実際この時代のポルシェは圧倒的で、1981年から87年までは7年連続で優勝しています。特に82年から87年までのトップ5はいつもポルシェが占めていたという一人勝ちだったようです。
シンプルに文字を並べているだけなのに、30年経ってもインパクトを残せるというのも、広告手法の面白さですね。