目に見える成長に驚き…!タイ一人旅で痛感した悲惨なヒアリング力を鍛え直すべく、アルクの「キクゾー!」に挑んでみた結果…
やってみて自分の成長にビックリですよ…!
学校で習う英語は、海外で最低限のコミュニケーションを取るにはある程度役に立つものの、問題はヒアリング。いくら文字を読めて簡単な英語が喋れても、 ネイティブスピーカーの言葉が聞き取れなければ全く意味がない …という事を、先日一人で行ったタイ旅行や、海外ヘルプデスクへの電話で痛感していました。
そこでもっとヒアリング力を強化すべく、アルクの初級者向けヒアリング教材「 キクゾー! 」を試してみたのですが、これがかなり良かったんですよ!
タイの一人旅…話せるけど、相手が何を言ってるか聞き取れない!
自分のヒアリング力が足りないとつくづく実感したのが、先日一人でタイに旅行に行った時のこと。
空港のカウンターで"I want to buy prepaid SIM
card."(携帯電話のプリペイドSIMが欲しい)と伝えたものの、返事は”This SIM is
****"と(おそらく)SIMの仕組みを説明してくれるものの、
流暢な英語の返事が全然聞き取れなかったんですよ…。
意味がわからなく首を傾げていると、 "This is 7 days free SIM. 299 bahts." と、まるで幼稚園児にでも言い聞かせるようにゆっくりと話してくれたのですが、なんだかみっともないやら恥ずかしいやら…。
ネットでたまに英文を読んでいたので、英会話は問題ないだろうとたかをくくっていたのですが、甘すぎました。
ホテルについても、”please rent ethernet cable"(LANケーブルを貸して欲しい)と伝え、"OK,
****"と言って切られたと思ったら、
いつまで待っても一向に持ってきてくれない。
しびれを切らしてフロントにいくと、そこにはLANケーブルを準備して待っている従業員…なるほど、カウンターにあるので取りに来てくれと言っていたんですね。
またバスに乗って行き先を告げると、添乗員さんが何か言ってきたのですが、何を言ってるかわからなくて首を傾げていると、もう無理とばかりに会話を諦める添乗員さん…。
改めて聞いて3度めに「18バーツ」と言われていたことがようやく理解できたのですが、添乗員さんが料金徴収を諦めるほどに英語が聞き取れないというのは、もはや 迷惑以外の何物でもないことに気付かされました。
ちなみにヒアリング力を鍛えようと、時々 イギリスのBBCラジオを聞き流したりもしていたのですが、結局は何の効果もなし。
意識して理解しようと聞いていなければ、 理解できない言葉はただの雑音でしかなかったようです。
初・中級者向けヒアリング教材、「キクゾー!」を試す!
そこで以前編集長が試したアルクの「
1000時間ヒアリングマラソン
」にトライしようかと思ったのですが、この教材は中上級者向け。
中学英語で止まってしまっている私には難度が高かったので、初級者向けの「ヒアリングマラソン・ベーシック kikuzo!(キクゾー!)」を試してみることにしました。
アルクの「キクゾー!」は、
脳のメカニズムに基づいて開発されたヒアリング学習法「3ラウンド・システム」
を取り入れ、1日30分、最短48時間で英語の聞き取りのコツを掴める、英語初級者向けのヒアリングに特化した英語教材。
ヒアリングのテーマは海外旅行で役立ちそうなものが多い点も、個人的にはかなりポイントが高いところ。
「将来英語なんて使う機会ないよ!」と決めつけて、まともに勉強してこなかった私…こんなんでもヒアリング能力を習得できるのでしょうか。
まずはコースガイドで練習…ってええ!?こんなの聞き取れないよ!
そこでまず、特徴的な3ラウンド・システムを試せる、コースガイドから始めてみました。
まずはラウンド1、テキストに書いてあるCDのトラックを聞いてみると…うぉっ!よくある明瞭な教材っぽいスピーチではなく、
まるで愚痴をこぼしているかのような、本場そのものの低い声の男性のネイティブトーク!
何を言ってるのか全然わからない…!
絶望的な気分でテキストの最初の問題を見ると、「この話に出てくる二人の様子を表すイラストはどっち?」…あれ、
こんなゆるい問題なの?
そのくらいなら…と何度か聞き返してみると、"doctor"という単語が聞き取れたので、とりあえず…Bかな?
そして次は特定の単語の聞き取り。こうして文字で英単語を見てから改めて聞くと…おお、わかる!流暢な英語は前後の単語の発音がくっついていて、いきなり聞くと理解しづらいですが、ヒントがあると意外にわかるものですね…。
また例文中で重要な単語の意味も載っているので、単語をあまり知らなくてもいちいち辞書をひく手間はありません。
そして最後に大まかにどんな会話か推測するのですが、解答例を見ると…こんなに大まかでいいんだ…。
これで1日分のカリキュラムが終了。なんだかもっと難しい内容を想像していただけに、思わず拍子抜けしてしまいました。
進むにつれて英語が鮮明に聞こえてくる気持ちよさ!
そして2日目のラウンド2では、前回出てこなかったさらに細かい表現の聞き取りへ。熟語のフレーズや意味を理解してから再び聞いてみると…おお、初日より
だいぶ鮮明に話してる内容が理解できるじゃないですか!
なんか楽しいぞ!
そして3日目のラウンド3は、「この話はどこが面白いのでしょうか」という、実にくだけた問題のみ。
とは言え、会話の大筋を理解しないと答えられない問題なのですが、 細かいところまでわからなくても答えられるゆるさ が、「そのくらいならできるかも」と、取り組む気にさせてくれます。
細かいことを気にしない学習スタイルが楽しい!
実際にやってみて感じたのが、この3ラウンドシステムは
「今日はここだけわかれば充分だよ」「細かい部分なんか聞き取れなくてもわからなくてもいいんだよ」
という
ゆるい学習スタイル
だということ。
学校で習う英語は細部を覚えてから全体を理解するのに対し、「キクゾー!」は全体を掴んでから細部を聞き取るという逆のスタイルなので、細かいところを気にせず進められ、 やっててあまり苦痛がないんですよ。 勉強大嫌いなのに…!
また、以前聞き流していて何の効果もなかったBBCのラジオも、ある程度「キクゾー!」を進めて改めて聞いてみると…ベッカム(Beckham)…練習試合(practice game)…汗だく(sweaty)…おおぉ、 意味のわからない言葉もたくさんあるけど、単語が色々聞き取れてる!
これならもっと進めれば、ネイティブスピーカーの言葉が理解できるようになるかも…そんな期待感が早くに感じられるせいか、今のところ苦痛よりも成長意欲が勝り、勉強嫌いながらも続けられています。
ちなみに英語の勉強をしたかった一番のきっかけは、タイの屋台で一人寂しく飲んでいたスペイン人と相席になり、会話をしたこと。
ゆっくり話してもらってようやく 「スペインから仕事で来てるんだ」「いつも一人で飲んでたんだよ」「タイのタバコの箱はグロいな」「あそこのマッサージ店は凄いぞ」 くらいは聞き取れたのですが、寂しい一人飲み仲間として、もっとたくさん話したかったんですよね。
ネイティブスピーカーの英語が聞き取れるようになると、世界はグッと広がり、旅行も仕事もチャンスも広がるもの。
ゆる〜く学習を進められる3ラウンド方式の「キクゾー!」は、勉強は苦手だけど、英語は身につけたい…なんて人には本当にオススメですよ!