「ジョージ・クルーニーだけど何か質問ある?」海外掲示板にハリウッドの超大物が登場
ジョージ・クルーニー氏と言えば、アカデミー賞やゴールデングローブ賞を受賞したハリウッドを代表する正統派の俳優であり、映画監督であり、脚本家でもあります。
そのジョージ・クルーニー氏がチャリティの一環として海外掲示板に登場し、一般人の質問を受け付けていました。
彼の素顔が垣間見られる、質疑応答をご紹介します。
ホワイトハウスでバラク・オバマ大統領とスーダンについて会談するクルーニー。
Q: レオナルド・ディカプリオと一緒になったことはありますか? バスケットボールでやっつけたと聞いたことがあるのですが。
A: それは本当だよ。楽しい日だった。自分より若いのとプレイして勝つのはいつも楽しいよ。明日は6歳児とプレイする。
Q: あなたのバスケを1行で説明してください。
A: 狡猾だね。狡猾に速い。みんなが思うより速い。
Q: 「マイレージ、マイライフ」はすばらしい映画だと思いますが、撮影はどんな感じですか? それと一般的にいろんな賞の授賞式で有名人たちはからかわれますが、どんな風に感じていますか?
A: たいていはとても面白いと思っているよ。ティナとエイミーに先日はやられたけど、そのうち大きな仕返しを考えてるよ。ほとんどの場合、悪いジョークは楽しんでいる。ときどきくだらないジョークのターゲットになることはあるが、そういうのは上手くいかない。自分の場合、2度ほど悪意のあるものに出くわしたけど、やはり上手くいかず、むしろそういうことをする人を気の毒に思うほどだね。
Q: みんなが知らないあなたの趣味というのは何ですか?
A: 自分は靴の修繕屋だ。靴を作るのが好きなんだ。
Q: あなたとダニエル・デイ=ルイスとどちらが良い靴の修繕屋ですか?
A: 言わせてもらうが、ダニエル・デイ=ルイスはリンカーンを演じるために時間をずっと費やしていた。自分は靴を直していた。彼は帽子とパイプに集中して役になりきろうとしていた。そして自分は……オーバーオールとハンマーを持って集中していたよ。
Q: あなたの映画では「フロム・ダスク・ティル・ドーン」が一番気に入ってるのですが、どういう経緯でタランティーノやロドリゲスと関わりを持つことになったのですか?
A: クエンティン(タランティーノ)は「ER緊急救命室」のエピソードの1つを監督していて、その時にロブ(ロドリゲス)と新しいプロジェクトに取り組んでいた。クエンティンが僕に「この新しいプロジェクトに参加してみるかい?」と聞いてきたので、「もちろん」と答えた。ジュリエット・ルイスにハーヴェイ・カイテルにロブ、そしてサルマにクエンティンと仕事が出来るんだぞ。しかもそのとき病院の小児科の役をしていて、いきなりこっちじゃ殺人が出来る役だ。かなり面白いと思ったよ。
Q: バイクにはよく乗っていますか? もし乗るなら一緒に乗る有名人の友達はいますか?
A: バイクに乗るのは大好きさ。毎年ランディ(シンディ・クロフォードの夫)と乗ってるよ。趣味だし、頭もすっきりする。
Q: サウスパークでスタンの飼い犬の声役(スパーキー)のオファーを受けたとき、どんなリアクションをしましたか? すぐに引き受けましたか、それともしばらく考えましたか?
A: ゲイの犬スパーキーのこと? 自分にとってはかなり驚きだったね。犬を演じたことは一度もなかったから。スパーキーを演じたことは自分のキャリアをほぼ完璧なものにしたように思う。
Q: なぜそんな孤独な目をしているのですか。
A: 実際は孤独なのは片方だけで、もう片方の目はとてもフレンドリー以外の何物でもないよ。
Q: 今まで受けたいたずらで一番はどれですか?
A: ブラッド(ピット)のだね。「オーシャンズ12」の撮影を自分のホームタウンでしていたんだ。彼は「ジョージは役名のダニー・オーシャンと呼ばれたがっている、彼と目を合わせてはいけない」となどと書いたちらしを作って配ったんだ。するとそれが地元の新聞に載った。しかもジョークの部分は説明されずに載ったので、僕のことをひどく書きたてていた。スタッフにひどい扱いをしているとかね。それで新聞に載ったときにブラッドに「こんど見てろよ」と言ったら、「オレの子供だけは手を出さないでくれー」と言った。かなりひどいいたずらだよ。
Q: バットマンの役をしたことを後悔していますか?
A: ははは、その質問はよく聞かれるよ。面白いことなんだが、映画をやるときは撮影セットで4〜5か月も費やすのだけど、ときどきいろんな人ととても親しくなったり、あるいは一切ならなかったりする。良い映画ほど楽しくなかったり最悪の経験だったりする。バットマンでは人生の友人が出来たし、自分の記憶にあるのと映画の評判は少し違う。数か月の間に楽しい経験をして、人生の友人が出来たが映画としてはうまくいかなかった、微妙ではあるね。
Q: 今まで一緒に仕事をした俳優で、一番楽しんだ人は誰ですか?
A: 一緒に仕事した俳優に殺されずに済む、一番いい答え方は何だろう。
マット・デイモンとは6つの映画を作ったから、彼との映画作りが楽しいのだと思う。みんなにはわからないだろうが、仕事を楽しむ人と一緒に仕事を出来て幸運だったと思っている。ときどき外れもあるが、ほとんどはラッキーだった。
Q: 「ゼロ・グラビティ」が大好きです。あなたとサンドラ・ブロックはとてもいい関係ですが、面白いことや撮影中のハプニングはありましたか?
A: サンディ(サンドラ・ブロック)はすごく飲むんだ、たまに立たせておくことが難しいほどに。サンディとはもう20年くらい付き合いがあるが、出会ったときはお互い役者としてまだ苦労していて、彼女は僕の友達と付き合っていた。今でも彼とはお互いに友達で、一緒になるととても面白い。彼女は敬愛する人のひとりだよ。一緒にいるのが楽しい人間なんだ。俳優は映画通りの人間じゃないと思われているだろうけど、イメージより背が低かったり、高かったり、いじわるだったり、頭が悪かったりといろいろいるが、サンディは映画に出てくるままだよ。チャーミングで面白くて、賢くて、安定していて、たくさん飲むけどね。
Q: 一番恥ずかしかった役はどれですか?
A: バットマンスーツの乳首はいただけなかったね。ただし着ているときはそんなこと考えもしないものなんだよ。
気の利いた回答が多く、次から次へと質問責めと言った感じでした。
俳優や映画監督としての力量も素晴らしいですが、仕事そのものを楽しんでいる感じが伝わってきます。
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