庭師と呼ばれる鳥「ニワシドリ」が想像以上に庭師だった
オーストラリアとニューギニアに、「ニワシドリ」(庭師ドリ)と言う鳥がいます。(英名:Bowerbird)
別名「コヤツクリ」(小屋作り)、「アズマヤドリ」(東屋ドリ)とも呼ばれ、共通するのはどれも家作りに関する意味であること。
その理由は、メスの興味を惹くために芸術的な巣を建築することにあるのですが、「想像以上の庭師スキルだ」と話題になっていた写真をご覧ください。
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これが鳥が作ったものだなんて……、なんと芸術的な巣なのでしょう。
庭師の名にふさわしい職人の技です。
正確には巣と言うよりも、メスに求愛をするためだけのお見合いの場のようなもので、まさに東屋(庭園などに設けた四方の柱と屋根だけの休息所)と言ったところ。
ほとんどの場合は一色で整えるそうで、この鳥は鮮やかなブルーを基調にしたかったようですが、よくぞこれだけのフタやストローを集めたものです。
このニワシドリに対する、海外掲示板の反応をご紹介します。
●鳥とは思えないほどすばらしい巣だ。
●そんな巣を見せられたら、自分でも惚れる。
●ニワシドリのことを研究している教授がいるのだが、彼は一度こうした巣を作っているニワシドリを見たことがあると語っていた。それはそれは精巧で、その鳥の魂と心を注ぎ込んで作っていたそうだ。
そのオスは作り終えた後、ひたすら待ち続けていたそうだ。しかし他のメスたちはその巣ではなく他の巣を選び続け、それでも彼は動かずにメスがやってくるのをじっと待っていた。ところがしばらくしたら別のオスがやってきて、その巣を作った鳥を殺してしまい、すると次にやってきたメスがその巣を気に入って一緒になったと言う。
●↑今、鳥のために泣いた。
●↑オレも。
●職場閲覧注意じゃなくて、自宅閲覧注意のタグが必要。
●もっと不気味なタイプのもあった。
●↑おお、自然な材料だけで作ったら、どうなるのかを知りたかった。
●石だけ。
●カタツムリの殻だけ。
●あと、1色だけとは限らないよ。
●がんばるなぁ。
ちなみにこちらがメスが気に入ってくれたところ。鮮やかな青色を好むことが多いそうで、このニワシドリのオスは青い鳥の羽を集めたようです。
こちらは青い洗濯ばさみ。
あくまで美しくカラーコーディネートするところに、庭師(?)としてのこだわりを感じます。