今や生活に欠かせなくなったあの品の元祖はこうだった…人類初14の例
電子機器や医療技術まで、今や生活に欠かせなくなった物、広く普及した発明や製品は数多く存在します。
それらの一番最初のものは、どんなものだったのでしょうか。
14の例をご紹介します。
1. 世界初のデジタルカメラ
世界初のデジタルカメラは、1975年にコダック社によって開発されました。
サイズはトースター程度、モノクロで100x100の1万画素、撮影毎の書き込み時間は23秒、保存媒体はカセットテープでしたが、基本的には現在使用されているのと同じ技術とのことです。
2. 世界初のアルバムカバー
CD(かつてはレコード)のジャケットの絵柄や写真を見て買う、いわゆる「ジャケ買い」という言葉がありますが、世界で最初にレコードカバーがデザインされたのは、1938年のアルバム“Smash Song Hits by Rodgers and Hart”でした。
デザインしたのは23歳のデザイナー Alex Steinweiss氏で、ブックスタイルを参考にしたとのこと。それまでは飾り気のないスリーブに入れられて販売していたそうです。
3. 世界初の小説
「源氏物語」
平安時代中期に成立した日本の長編物語、小説。文献初出は長保3年(1001年)。
世界最古の長篇小説として知られていますが、(諸説)あるようです。
4. 世界初のWEBサーバーとWEBサイト
1990年に、CERN(セルン、欧州原子核研究機構の略称)のコンピューター上で実行されました。
記念すべき最初のWebページのアドレスは“http://info.cern.ch/hypertext/WWW/TheProject.html”
CERN(セルン)は、現在では大型ハドロンコライダー(LHC)など、粒子加速器の研究でも知られています。
5. 世界初のオートバイ
1885年にドイツ・バートカンシュタットの発明家、ゴットリープ・ダイムラーとヴィルヘルム・マイバッハによって設計・製造されました。
6. 世界初のX線(レントゲン)
1895年11月8日、物理学者のヴィルヘルム・レントゲン博士が、紙や木片を通過する未知の放射線であるX線を発見し、ノーベル物理学賞の第1号受賞者となりました。
写真は妻を説き伏せて撮影に協力してもらったという、指輪をはめた手。
発表当時は、女性の服や下着が透けて見えてしまうのではないかと、社会的な騒ぎを引き起こしたそうです。
7. 世界初のマウス(コンピューター)
無数のコンピューター用インターフェイスが発明されてきましたが、いまだに完全代用されることのないマウス。
1964年にダグラス・エンゲル氏によって開発されました。
木製で、2つのギアホイールと、人間工学に基づいた形状、そして偉大なボタン配置となっています。
8. 世界初の高層ビル
1885年にシカゴに建てられた、ホーム・インシュランス・ビルディング。(1931年に解体)
高さ42m、10階建てで、鋼鉄製の鉄骨による荷重支持構造の骨組を初めて採用したことから、世界初の高層ビルと呼ばれています。
9. 世界初のコンセプトカー
1938年製ビュイック「Y-Job Concept」
ゼネラルモーターズのデザイナー、Harley Earl(ハーリー・アール)氏によるデザインで、電動式の隠しヘッドランプ、ボンネットやバンパーのデザインなど、未来を先取りした車でした。
10. 世界初のデジタルオーディオプレーヤー
1998年に発売された「Eiger Labs MPMan 」。
容量は32MB、最大64MBまで拡張可能で、価格は69ドル(約7000円)。
11. 世界初のクロスワード・パズル
1913年の「ニューヨークワールド」紙に、イギリス生まれの記者アーサー・ウィンによって掲載されたものが最初と言われています。
12. 世界初のマイクロプロセッサ(集積回路)
1971年1に開発された、インテル製の4004。
(Intel 4004 - Wikipedia)
13. 世界初の雑誌(マガジン)
初めて「magazine」の語が使用されたのは、1731年にロンドンで創刊された「ジェントルマンズ・マガジン」“The Gentleman's Magazine”だそうです。
14. 世界初の写真
1825年にニセフォール・ニエプス氏によって撮影された世界初の写真「馬引く男」。
版画を撮影したものとみられています。
どれも現代生活において、ひとつとして欠けては困る偉大な発明ばかり。
歴史の1ページ目を紐解いたようで、感慨深いものがあります。
The First Versions of Popular Everyday Things