こんな仕事があったとは…時代と共に消えてなくなった11の職業
新しいビジネスが次々と誕生していますが、同時に消え去っていく仕事も数多くあります。
今では仕事として成立していないけれど、かつては不可欠だった11の職業をご紹介します。
1. ボーリングのピンをセットする係
初期のボーリング場は自動ではなく、人が並べるものでした。
通常ティーンエイジャーの仕事で、賃金はかなり低かったそうです。
2. 窓をノックする目覚まし係
目覚まし時計が普及するまでは、人手による目覚ましが必要でした。
隣人に迷惑が掛からないよう、寝ている依頼客の窓やドアを、警棒で直接コンコンと叩いたそうです。
えんどう豆を飛ばすスタイルも。
3. アイスカッター
アイスカッターは、湖が凍結すると専用のノコギリを用いて切り出す職業。
氷のブロックを配達車に渡すまでが仕事です。
4. 人間レーダー
集音デバイスに耳を傾け、敵機の接近に備える兵士。
いくつかのタイプがあったようです。
5. ネズミ・ハンター
ヨーロッパでは、伝染病の元となるラット(ドブネズミ)を減らすため、退治する人を雇っていました。
悪臭漂う下水道でのハンティング。
決して簡単な仕事ではなく、多くの男たちが噛まれてケガを負ったそうです。
6. 街灯の点火
電気の街灯が導入されるまでは、手動でガスランプに火を灯していました。
点灯・消灯するたびに、街を一周していきます。
7. 牛乳配達
近頃は牛乳箱もめったに見かけなくなりましたが、冷蔵庫の普及前はメジャーな職業でした。
雪ぞりで運ぶミルクマン。
8. 丸太の漕ぎ手
輸送トラックが普及するまでは、丸太に乗って川下りすることで、大量の丸太を運搬していました。
9. 電話交換手
かつては電話をかけると、最初に交換手と話し、通話先に取り次いでもらうステップが必要でした。
交換機の前に座って、電話を取り次ぐ女性たち。
10. 死体盗掘人
主に19世紀に多かった職業で、大学の解剖研究のために墓を掘り起こし、死体を盗み出していました。
11. 工場で読み上げる人
一日中、工場で働きづめの作業員のために、娯楽作品などを読み上げる仕事。
あまり頭を使わないルーチン仕事の場合、ストレスの軽減と作業効率が上がったのだと思われます。
以上11点。
かつてはこんな事にも人手をかけていたのかと驚きますが、それだけ現代が便利になったという証でもあります。
現代の職業のうち、数十年後も生き残っているものは、どのくらいあるのでしょうね。
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