2014年03月24日 09:29

虫はすでに進化をしていた!「遺伝子組み換え作物」を食べていることが判明…海外の反応

 

DNA
「遺伝子組み換え作物」が開発された理由のひとつに、病害虫に対する耐性を作物に持たせることがあげられます。

遺伝子操作を行うことで、虫に食われにくい作物を生み出したのです。

ところが最近の調査によって、すでに虫は進化を遂げており、遺伝子組み換え作物を食べていることが判明しています。

Field-evolved resistance by western corn rootworm to multiple Bacillus thuringiensis toxins in transgenic maize

「遺伝子組み換え食品」が最初に商品化されたのは1994年アメリカで、そう長くは経っていませんが、今では流通する大豆やトウモロコシの大半は遺伝子組み換えとなっています。
(土壌微生物由来の殺虫タンパク質を作る遺伝子が組み込まれている)

ところがつい最近発表された研究結果によると、トウモロコシの害虫として知られる「ネキリムシ」(西洋根切り虫)“Western corn rootworm”が、すでに抵抗性を備えた進化を果たしており、それも2種類の殺虫タンパク質への耐性が確認されているとのことです。

1種類目の殺虫タンパク質「Cry3Bb1種」に耐性がある虫が発見されたのは2009年のことで、その2年後には「mCry3A種」にも耐性がある個体が発見されました。

アメリカでは先進国で唯一、進化論よりも創造論を信じる人が多いこともあるのか、この研究結果に驚きの声が上がっていました。
(参照:天地創造かビッグバンか?アメリカの結果に他の先進国「…おい!」

海外掲示板の反応をご紹介します。

●こうなると進化論は真実?
そりゃ、もちろん免疫はつけてくるだろうよ。30年くらい前に、殺虫剤などにも免疫をつけてきたようにね。

●抵抗性というものだよ。偉大なのは、今では我々はそれを理解しつつあるので、扱えるようになってきている。適応はさすがにひと晩で起こるものではない。大勢の中の数個に免疫がつき、そこから繁栄していき、出会いがあり、また再生産される。
そしてその子供がさらに耐性のある遺伝子を持っている可能性は高く、それが変異となる。

●ちゃんと記事を読むと、(殺虫タンパク質)「Cry3Bb1」も「mCry3A」も正しく取り扱わないと、害虫を殺す毒性は薄いと書いてある。なので、これはトウモロコシの問題ではなく、バカな人間の問題だ。

↑いつも隙は人間にあるようだ。

●自分は「遺伝子組み換え食品」が悪だと決めつけられていることが不思議だ。個人的には食べることが好きなんだが、世界の人口がどんどん増え続けて、使える土地は減っている。そうなれば作物をどうにか増やすことを考えるのが必須になってくる。
その最善の方法が遺伝子組み換えだと思ってるよ。クレイジーと言われたっていいさ。オレは食べ続けたいんだ。

↑興味深い主張だ。遺伝子組み換えがどうやって作物を増やすんだい?

●こういうのはもうわかっていたことだな。剣をアップグレードすりゃ、やつらは盾をアップグレードするのさ。食物と害虫の関係はいたちごっこ。

●虫たちが最近進化したわけではないよ。もともとあった特性でもあり、それが表面に出てきただけだ。すでにそうした個体は群の中にいた。

●どっちにしても驚くべきことではないと思う。虫のライフサイクルはだいたいとても短いので、進化のプロセスも速いんじゃないかと推測する。(他の動物に比べてね)

遺伝子組み換え食品も当たり前のものになってきましたが、この先、虫の進化と食品の改良が際限なく繰り返されるとしたら不安を感じるところです。

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